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ヒマラヤスギ雑記

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わりと争奪戦

大学院に入ってから「これ、(一応)私のセンモン」みたいなのがあり、ロンブンとか発表の都度そのセンモンの中からそのときのテーマを決めている。そしてそれに沿った資料や文献を読んでいる。そのセンモンが同じ人は研究室内(院生および研究員)にはいない。大学院で同じセンモンをやる人が同時に複数名いるとなると、文献とかで若干ややこしいことになるんではないかと思う。ただ、前年度は私と同じセンモンで卒論執筆中の4回生とロンブン執筆中の私との間で、ひっそりと文献争奪戦が晩秋から展開されていたようなのだ。「ようなのだ」と言うのは、そういうことがあったこと自体、最近まで私は知らなかったからである。

院生の貸出期間は2カ月だが、学部生は2週間である。2週間は短い。去年、私は夏休みにゆっくり読もうと関連専門書を数冊秋まで借りていたのだけど、その裏で4回生は不自由していたらしい。あるとき、その4回生が研究室にやってきて、TAの人に「X(私のセンモン)についての本を借りている院生がいる、その人の名前を教えてほしい」と詰め寄ったことがあったらしい。ちょっとその様子からうっかり私の名前を教えたら、トラブルになりそうだと判断され、TAは、そういうことはわからないし、教えられない、と答えたときく。学部生は常に私の借りている本をチェックして予約を入れていたので、私は延長して借りることはできなかったし、一端は必ず返却をしていた。そして、書架に該当する本が戻ったら、その時点で借りていた。端末で貸し出し状況は確認できる。あの頃は、学部生と私は常に互いの貸出状況を監視していたことになる。それもつい最近知った事実である。図書館側は本を誰に貸し出しているのかについての情報は絶対に教えない。おそらくトラブル回避だと思われる。院生と学部生では2カ月と2週間という貸出期間の差もあって、どうしても学部生には不自由させてしまうことになるのだけど、必要なものは、やっぱり必要なので、この問題は悩ましい。

で、先週の木曜日はセンモン外で、別研究室案件でもあることを調べる必要があって、図書館端末を見ていたのだが、私が「これよさそう」と思った本は貸し出し中のものが多かった。なので、その次によさそうな本を借りている。昨日の午後研究室に寄ったら、ゼミ先生がいらして私の顔を見て「あ、Zについての文献が図書館端末で軒並み貸し出し中になってたけど、あれ、ヒマラヤスギさんも関係あるでしょう」とおっしゃる。鋭い。でも、先生がなぜあの別領域の本が必要なんだろうと訊ねたら、私があのあたりを調べるんじゃないかと思って自分もちょっと見てみようと蔵書検索したそう。先生は先生で本を借りられたとのこと。そして昨日もまたちょっと横道案件だけど追加で3冊借りる。それもまた、一番いいと思った本は貸し出し中であった。限られた文献でなんとかしなくては。

夏休みに入る直前までばたばたしている。このばたばたが終わったら買おうと思っている本は、新刊の『テルマエロマエ』と『銀柴さん』である。他にも読みたい本がいっぱい。

最近のお昼寝中のケン。よく見ると、舌の先っちょがはみ出している。
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朝から雨。ケンのお散歩は、もうちょっと雨脚が弱まってからに。
by himarayasugi2 | 2013-06-26 06:08 | 本など
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