前から行きたかった六甲山の「六甲枝垂れ 自然体感展望台」に行ってきた。「六甲枝垂れとはなんぞや?」についての説明は、サイト(http://www.rokkosan.com/view/about/)にあるのだが、文章を読んでもおそらくよくわからないと思う。実物を見る方が手っ取り早いと思う。というわけで、まずは全体図がこれ。
(網みたいなのの中にある、コガタスズメバチの巣みたいなのは、中に入れる。総ヒノキ造り。顔を星で隠しているカップルは、二人とも大変美しい方でした。あとで、中で一緒になりました。)
(この展望台までにひまわりとかを植えているんだけど、ほぼみんな枯れていた。六甲山頂近くだけど、やっぱり暑い。)
この展望台までに、棚田のような段々があって、この棚(正しくは氷棚)に雨水をためて、冬に天然の氷をつくり、氷を人の手で切り出して、夏まで氷室(展望台の東と西の地中にある)に貯蔵して、夏には天然の冷風体験に使用するとのこと。氷室に貯蔵した氷は、夏まで溶けないらしい。
外側の網網みたいなのは、ヒノキで組んだフレーム(枝葉)で、冬は枝葉に樹氷が着氷するらしい。フレームの中にあるのは、これもヒノキで組んだタワーで、スロープが内部にらせん状に設置してあって、ゆったりとまわりながら最深部にアクセスできる。内側の壁もすべて無垢のヒノキで、とてもとてもよい香りがする。うっとりする。
(振り返るとこういう景色も見える。この日はガスが多くて遠くまであまり見えなかった。)
(網の中にはいって見上げる。ここに樹氷がついているところも見たい。)
先述した氷室の中の氷は、自然の冷風をタワー内部に届けてくれる。なので、タワー内部は、一切の電気を使用していないのに、とにかく、空気がさわやかで、涼しい。ヒノキのいい香りに、ヒノキの調湿作用で適正湿度に保たれた空気が、天然の氷で冷却されていて、自然のエアコン状態なのだ。本と温かい紅茶を持参して、ずーっと日中はここにいたい。電気がないから、日暮とともに退出なのだ。それもとても贅沢な感じがする。とても気に入る。夫も私も「これ、いいわー」を連発であった。庭にひとつほしいけど、置く場所がねぇ。犬小屋サイズのものくらいなら、なんとか置けるかな。ケン専用ということで。入場料は300円。
(内部に入って、最深部にある椅子に座って天井を撮影した。壁面も座面もすべて無垢のヒノキで、本当によい香りがする。空気も澄んでいて、ひんやりととても涼しい。上の天窓は、もしかしたら開いているのかも?確認とれず。)
(座るところ。ひじ掛けみたいなものの側面のスリットから、冷風がでている。飲み物と読み物持参でずーっといたいかも。ほかのおぢさんも、ビールと新聞があるとええなぁ、と言っていた。)
(この施設には、展望ポイントが6か所あって、これは「山の展望所 風穴」から見た景色。)
内部の意匠も、外観の意匠も、とても素敵だと思う。有機的で、洗練されていて。野暮ったくない。地味だけど気に入ってしまった。人がとても少ないところもいい。こういう家に住みたい。パンフレットによると設計者は三分一博志さんという方で、建築のすごい賞をがんがん受賞されている。おお、「日本建築学会賞」も2011年に受賞している!
『本当にあった怖い話』:
きゃーきゃー大騒ぎしながら視聴する。幸いにも夫も私も一切の霊感がないので、そういう体験もない。番組で「霊感のある人は、手でキツネの顔を作ったときに、人差し指と小指がひっつく」と紹介されていた。夫も私もどんなにやってもひっつかなかった。安堵。ただ、私はそういう存在に遭遇したことはないけど、信じてはいる。叔母はちょっと滝にうたれて修行をしたら、いつでもそういう人(霊媒師的な?)になれるけど、とそういう人にスカウトされたことがあるとか。それだけに、そういうエピソードには事欠かない人である。夫の妹の娘(姪ですな)は、2歳になるかならないかのときに、同じ場所を通ると必ず「ばーい、ばーい」と「誰か」に手を振っていて、夫の妹をしばらく震え上がらせていたらしい。そこに人がいたことがないのに。ただ、その姪も中三となり、全く見えなくなったし、見た記憶も消えているとのこと。
ああ、ドラマ怖かったわー。一生そういうこととは縁がありませんように。
気が付いたこと:
楽天の田中マー投手が21連勝したときに、たまたまテレビでインタビューを流していて、答える田中投手をみて、若くて、元気で、ゴンタな、柴犬だ!と気が付いた。もう、それだけで応援する。
今日も暑い。夫は明日から会社。あー、夏休みは終わるけど、暑さだけは残るって感じ。