金曜は、予定を入れずにまじめに自宅で学生をしていた。
朝、ケン散歩から戻って、草屋根の灌水装置を回して、洗濯機を回して、掃除機をかけて、野草茶を煮出す。灌水装置を止めて、洗濯物を干し、1階のケンの滑り止め用カーペットを固く絞った雑巾で拭き、玄関の三和土もエッセンシャルオイルを垂らした雑巾で拭く。それからラジオ体操をして、新聞を読んで、ちょっとだらっとする。早めのお昼を食べる。ケンにトーストの端っこをあげて、お茶をいれてから、まじめに研究をする。テレビもラジオもなく、電話で誰かと話すこともなく、宅急便も届かず、郵便もきていない。家の中ではケンと二人だけである。CDだけかける。
パソコンに向かっていて、ふっと下を見ると、ケンがソフトクリームみたいにベッドで溶けていた。頭に血が上らないのだろうか。
(おっと、びっくりの体勢である。キャラメルバニラソフトみたいな。)
(回り込んでみたら、起きた。「なに?」)
コテンとなって、
(また寝てしまう。)
(引いてみるとこんな感じである。)
そして私が午後のラジオ体操を始めると、
(起きてきて、体操を監督する。)
「またこの人、腕ぶんぶん振り回したりしてるよ、なにしてるの?」
「早く散歩行こう」
午後のラジオ体操を済ませ、ケンの夕方散歩へと行く。ケンはえらくはりきっていて、めちゃくちゃ坂道を上る。いい運動になった。
夫が帰宅するまで新しく手にした文献を読む。夏の日がまた戻ってきたような暑い一日だった。
金曜にずっと聴いていたCDは、夫のおぢさんバンド関係者が焼いてくれたもの。考え事の邪魔をせず、気持ちを上向きにしてくれる曲が多くて気に入ってしまった。最近ヘビロテ中。Marcos Valle(マルコス・ヴァーリ)の”Nova Bossa Nova”というもの。そのCDの中で一番聴いていて脳が活性化されたような気がした曲がこれ、”Bahia Blue”。最初はどんな曲かなって感じで始まって、50秒過ぎてからは、自転車ですーっと漕いでいく感じ。私的に、やる気がでる曲である。
他だと、”Bar Ingles”(=English bar)もよかった。こちらは夕暮れ以降って感じ。おされ。勉強終わってから聴くイメージ。
http://www.youtube.com/watch?v=9TMqxDp2xt0
夜もラジオ体操をした。
この三連休は、Nちゃんのご主人のグループ展をどこかで見に行って、あとはちょっと気合い入れてやる予定。この「気合いいれる」というのは、大学の部活の先輩が、試合の前になると必ず言っていた言葉で、今でもミーティングのときに先輩が言っている顔も声も思い出すのだった。こわいよ。