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ヒマラヤスギ雑記

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22年目突入

92年の旧体育の日である10月10日に結婚して、私たち夫婦はついに今月の10日で22年目に突入した。ながっ!まる21年と9日たったのだ。変わったのは、夫と私の白髪が増えたといった外見的なものが中心で(皺もね)、中身はあんまり変わっていない。相変わらず同じようなことで喧嘩もするし。

今月の結婚記念日当日は夫は東京に出張だったし、そのあとの三連休は私が東京だったので、やっと昨日、結婚記念日を祝う外食をひっそりとしたのだ。お店はそのとき予約がとれるお店でいいか、となって、例年のように前から予約をしないとなかなかとれないお店、みたいなのは今回は見送った。で、今回は、気張らずに行ける距離で、ランチがわりと美味しかったお店に前日に「夜、2名なんですけどー」と電話してみた。あっさりと席がとれたのだった。

土曜日の夜の予約が金曜日に「あっさり」取れるなんて、あんま期待できないのかなぁとちょっと不安ではあったけど、店に行くと満席だった。それから、どう見てもその日のお客の最年少は私であった。おそらく私だけが40代で、あとはみなさんアラカン以上のご夫婦だったと思う。なので、店は落ち着いた雰囲気で、しかも夫婦だから、あんまりみなさんぺちゃくちゃしゃべらないのだ。「おいしい」とか「これ、なんの魚?」とか、たまにある会話がすべて食べ物に関するところというのも、いかにも夫婦である。こういう雰囲気わりと好き。ゆったり、のんびりしていて、店も客も肩に力が入っていないのだ。みーんなお店の近所の人っていうのも、服装でなんとなくわかる。三宮や元町の気合いのはいったフレンチとかに行く感じでなくて、ほんのちょっとだけお洒落しましたーって感じ。で、そういうのもわりと好き。

以下、食べたものの記録。写真が絶望的に下手くそで、ものすごく不味そうに見えるかもしれないけど、美味しかった。
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(アミューズ。写真が壮絶にへたくそ。鶏のなんとかと、自家製のなんとかのハムなんだけど、見た目に反して、これすごくおいしかった。)
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(有機野菜といろいろサラダの前菜。白子とか、ホタテとか、いろーんなお魚がたくさんいろーんな調理法で入っていて、温かいもの、冷たいものも混在。食感も素材も見た目も凝りに凝っていて、これが運ばれてくると、どの席でも歓声が上がっていた。)
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(スープ。オーソドックスなコンソメ。とってもおいしい。見た目は地味だけど、おいしいのだ。小豆が入っている。)
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(本日のお魚。タラだった。泡はかんきつ系のソース。下にはイカ墨のソース。)
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(夫の頼んだメイン。オマールエビ。すごい量。ぷりぷりでおいしかった。)
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(私の頼んだメイン。黒毛和牛の赤ワイン煮込み。これ、おいしかったー。柔らかくて、味付けもこくがあるのに重過ぎなくて、お野菜もたくさんあって、すごくおいしい。)
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(小さいデザート。カルバドスのババロアに、バラのソース。バラを食べているみたいだった。夫はデザートをキャンセルして、代わりにチーズ盛り合わせにした。)
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(デザート。モンブラン。中にはラムレーズンのアイスクリームがはいっている。いちぢくのコンポート添え。このあと、コーヒーである。このコース、お魚とお肉の選択によってはプラス料金がかかる(今回は二人で2000円UP)のだけど、基本料金設定は5千円である。リーズナブルな感じ。レシートを見たところサービス料がかかっていない。)

味付けは、ギュールとか、東京時代によく行っていたフレンチとかと比べると、個性をがんがん全面に出す印象ではないけど、誰に対しても優しく、愛される味付けを心掛けている感じである。お箸もあるし、メニューの組み合わせも、夜はアラカルト組み合わせセットとか、コースとか、アラカルト単体とか、量を調節できるようなメニュー構成で、これは夫とも話していたけど、あまり量は召し上がれないけど、美味しいものを食べたい!っていう高齢の方にも配慮しているのかなと思う。そういう優しさがあるお店である。素材を活かした軽い味付けで、バターの量も控えめだと思う。味付けが、色彩でいえば中間色のグラデーションを緩やかに見せるような感じ。サービスの女性も、優しい雰囲気だった。周りは熟年夫婦に囲まれた中で食事し、お店ものんびり、ほんわかしていて、結婚21周年の食事の席としては、いいんじゃないかなと。

フレンチレストランだけど、BGMはボサノバが小さな音量でひっそりと流れていた。私たちの席は、スピーカーの真下だったので、私たちくらいしか音楽に気がついていなかったかもしれない。そのときに『How insensitive』が流れて、夫がこの曲をジャズギター教室で最近やったけど、シンプルだけどとても、とても難しい曲だと話してくれた。で、この曲はスティングが歌うバージョンが、本当にかっこいいと夫が言うので動画を探した。スティングのちょっとハスキーな声が、曲想とマッチしていて、なんとも言えないけだるさがあり、切なく、お洒落な空気を漂わせている。




なんだかんだで結婚も22年目に突入である。このまま、健康で楽しくのんびりと過ごしていければいいと思う。

お店:http://r.goope.jp/la-cheminee-kobe

追記:店に行く途中で、かわいい柴犬と出会う。名前をきくと「桜子ちゃん」というではないか。かわいいー。小さくて、シャイな女子柴さんだった。私と夫の手をクンクンしてくれた。
by himarayasugi2 | 2013-10-20 10:14 | | Comments(2)
Commented by さわ at 2013-10-20 22:57 x
ご結婚記念日、おめでとうございます。
ご夫婦それぞれの趣味や活躍の場を持ち、でもお二人の好みは一致していて、いつもお互いを思いやって暮らしてらっしゃるのが、とてもよく感じられます。
22年目もケンちゃんと3人で、健康で楽しく、充実した毎日でありますように\(^o^)/
ラシュミネのディナー、美味しそう~。いつか行きたい。
Commented by himarayasugi2 at 2013-10-21 08:23
さわさん、
ありがとうございます。ラシュミネ、昼と一緒でやっぱりのんびりとした雰囲気でした。アラカルトを好きなものを選べる、お得なセットみたいなのがあって、それもいいなと。アラカルトだけですべて頼んでも、お値段はお財布にわりと優しい感じでした。おいしかったしね。近所の人に愛される小さなレストラン、って感じでしたよー。

とにかく、健康には気を付けて、楽しくやっていきたいと思います。
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