人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

ヒマラヤスギ雑記

cedar2.exblog.jp

和菓子、反省案件

和菓子:
美容院でアシスタント嬢に髪を乾かしてもらっているとき、ふいに美容院のドアが開いて、大きな声で「おはようございまーす」と叫びながら大きな箱(保冷素材の)を抱えた30歳くらいの男性が入ってきた。ちらっと見たところ、宅急便のようである。アシスタント嬢は、ドライヤーの手を止めて男性の方へ無言でスタスタと近寄り、そしてこちらに聞こえないような声でなにかを男性に告げると、男性はUターンして帰っていった。アシスタント嬢、その前に郵便屋さんが来たときは、愛想よく挨拶して、郵便物を受け取っていたのに、さっきの男性にはちょっとヨソヨソしかったような気がする。

「さっきの人、なんだと思います?」とアシスタント嬢。
「え?宅急便じゃないの?」
「違うんですよ、あの人ね、和菓子屋さんなんです」
「和菓子?!」
「保冷ボックスに和菓子を入れて、アポもとらずにああやって、いきなり大声で和菓子を売りに来るんです」
「!」

その和菓子というのは、保冷用の箱に入れてくるだけあって、生和菓子らしく、美容院のお客さん用とか、あと、美容師の休憩用おやつとして売りに来るんだとか。初めて見たし、聞いた話である。アシスタント嬢によると、和菓子屋さんが美容院に突撃営業をかけるというのは、よくあることみたいで、彼女が前に働いていた店でも別の和菓子屋さんがああやって、忙しい時間に大声で「和菓子いりませんかー」といきなり店に入ってきたという。彼女は学校卒業後に店で働くようになって4年目なんだけど、和菓子屋による美容院への突撃営業というのは、普通のことらしい。お客さんの髪を触っている手を一端止めて、作業内容によっては一度手を洗ってからでないと、和菓子などは扱えないし、また和菓子を扱ってからお客さんの髪を触る前に、もう一度手を洗うことになるから、中断時間も長くなるし、はっきりいって「迷惑」(Byアシスタント嬢)らしい。いきなりドアを開けて入ってくるのも彼女は迷惑しているみたい。そりゃ、そうか。

「お客さんがいない暇な時間だったら、まぁ、お茶でも淹れて食べてもいいんですけどね、来るときって、だいたい忙しいときなんですよ、それに、声が大きすぎて」とアシスタント嬢。「一回くらいは食べたことあるの?」と訊ねると「ない」とのこと。いかに、和菓子屋が美容院を突撃するタイミングが悪いかを示しているような。それより驚いたのが、そういう美容院を顧客とした和菓子営業が、普通にあるということである。東京でも横浜でも芦屋でも見たことなかったけど。神戸だけの話なんだろうか。   ま、どうでもいいけど。

反省案件:
昨日のゼミは、少し延長してしまった。続きは研究室でと、あわててみんなで教室を出ようと片づける。案の定教室の前には次の授業の人が待っていた。院生の授業は、ほとんど大学院授業用の教室棟で受ける。外で待っている人も院生なのだ。この教室棟では、学部の教室と異なり、老若男女とよくすれ違う。一見、先生みたいだけど、年配の学生、聴講生、は大勢いる。外で待っている5-6人の中にも一人40代とおぼしき男性がいた。

私は、「すみません、次の授業ですよね、すぐ出ます」と話しかけて、それから隣の教室って午後は終日使用されていないみたいだけど、ご存じですか、と続ける。するとその男性が「え、そうなの?なら隣の教室でもいいわけなんだ」と言うので、私も調子を合わせて「そうみたい、うちのゼミはよく延長するから、うちが隣を使ってもいいかもしれないけど」と答えたところで、うちのゼミの先生が教室から出てきて、待っている人たちに「いや、お待たせしてごめんなさいねー」と言い、私が話している男性に「あ、先生も待たせちゃって、ごめーん」と言った。せ、せんせい?この人、先生だったんだーーーーーーー!
ま、まずは先生だと考えるべきなんだけど。つい、同世代だと自分と同じような社会人から院生になった人だとばかり思ってしまう。ごくあたりまえに「そうみたい」なんてタメ口で言ったけど、ごめんなさい。気を付けようと反省しきり。
by himarayasugi2 | 2014-10-03 08:52 | 雑感 | Comments(0)
名前
URL
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

<< 特記事項なし。 心が無になる。 >>