駅から家までの道で、細い路地を歩き、そのまま高架をくぐって広い道に出る箇所がある。路地は道幅1メートルちょっとで、2人の人間がすれ違うのがやっと。自転車で走るのは、ちょっと遠慮したほうがいいくらい細い。その路地を歩いていたら、前に中学生の女の子が見えた。彼女はなんとなくキョロキョロしているように見える。高架に差し掛かったときに、女の子は何かに気がついて、くぐるのをやめ、そのまま反対の細い道に慌てて方向転換した。まるで、高架をくぐった先になにか、彼女にとってあまり嬉しくないものがあるかのような、慌てようであった。
高架をくぐってすぐに、先ほどの女子中学生が違う道に逃げ込んだ理由らしきものが見えた。そこには、同じ中学の制服を着た女子中学生が2人立っていた。おそらく、先ほどの中学生を「待ち伏せ」していたのだと思う。私が高架をくぐって出て来たのを見て、彼女らは、「あれ」と言う顔をする。私ではなくて、女子中学生が出てくるはずだったのだろう。すぐに「あっちに行ったんとちゃうか、」と先ほどの女子中学生が「逃げた」後を、走って追いかけていった。
苛められている?だから逃げたの?方向転換したときの女子中学生は、あきらかに2人の女子中学生を避けていたと思う。それは、間違いないだろう。なにもありませんように。気になるけど、私がなにか出来るわけでもなくて。
今日は、昼休み時間にゼミ先生とアポを取っての面談だった。新たなテーマについて、方向性とかを話してアドバイスをもらうためである。色々資料を持ってきて、あれこれ説明するも、説明する傍から、説明している私自身が、「いまいちやなぁ」と思い始める。するとやっぱり先生も「あんま、面白くないねー、それ、他の手はないの」と言われてしまった。どうしよう。このテーマ、始めたときはわりと面白いと思ったのだけど。うーん。うーん。ほんまにどうしよう。
M2のNちゃんが、9月ごろにフランスに行きたいけど、旅のパートナーを絶賛募集中だとか。私が最後にフランスに行ったのは、大学卒業前の春休みに友達とユーレイルパスで一か月かけてヨーロッパを回ったときである。確か、パリに2泊した。そのときは、駅(どこの駅だったか忘れた)に到着して、公衆電話で「今夜と明日、部屋空いてます?」といきなり電話したら、あっさりと取れたのだった。そのホテル、すごくよかった。Nちゃんによかったらと名前を教える。あの貧乏旅行で、まともなホテルは、パリのそこと、バルセロナのホテルガウディだけだった。あとは、寝台列車で二泊とか(めっちゃ疲れた)、一泊千円の怪しい宿とか。よくあんなとこ泊まったなぁと思う。今は絶対に無理だ。よかったホテルはさすがに今でも名前を覚えている。
パリでよかったホテル、まだあった。 ホテル デ グランゼコール
http://www.tripadvisor.jp/Hotel_Review-g187147-d194227-Reviews-Hotel_des_Grandes_Ecoles-Paris_Ile_de_France.html
中庭で朝ごはんを食べたと思う。クロワッサンに、カフェオレにオレンジジュースだった。なんというか、そのときの私の中の「フランス!」のイメージそのまんまだった。
ホテルガウディ バルセロナもまだあった。よかったー。