人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

ヒマラヤスギ雑記

cedar2.exblog.jp

忘年会に見る地域性

関西に2004年に戻ってきて12年目が終わろうとしている。これで、丁度結婚生活の半分(前半)は関東で、半分が関西となった。私のキンロー歴は、時間にすると圧倒的に関東の方が長くなった。関西に戻ってからの仕事は、間が空くこともあったし、変則的だった(蟹工船のような職場かと思えば、のんびりした週三勤務の職場もあった)。それにここのところずっと、完全に学生であるし、今後、バリバリフルタイムの仕事に戻ることは考えられないし、戻れない。職場の雰囲気が、地域性にあまり影響を受けることはなかったと思う。その人にとって職場や会社は、結局のところ半径3メートル以内の人間関係であって、関東だから、関西だからといった職場の所在地に影響されない、と思ってはいたが、昨日夫の部署の忘年会の話を聞いて、やっぱり地域性って、あるわ!と考え直した。

思い起こせば、夫が東京で働いていたときに、夫から何度となく会社の忘年会とか、パーティの話を聞いていた。そのとき夫がいた東京の部署の雰囲気というのもあったと思うが、イベントがいつも華やかだった。やれ、有名フランス料理店でのフルコースの食事会(接待でなくて、部署で!)とか、屋形船を借り切っての忘年会とか、忘年会は、庭園を臨むガラス張りのすごいお洒落なパーティ会場だったとか、ビンゴ景品が豪華だったとかとかである。夫はやたらくじ運がよかったので、よくテンションが上がる景品を持ってかえってきたものだった。私が当時働いていた職場も、夫の職場ほどではないにせよ、なにかと景品のあるイベントがあったし、東京のオフィスって、景気もよかったかもしれないけど、お洒落なんだなぁと思ったことが多かった。それが、関西に戻るとやっぱりちょっと違うのだ。

夫が、もう部署の忘年会の日程が決まったと教えてくれる。まだ11月の上旬なのに、えらい早い。気合入りまくりやん。どんなところで今年はやるのかと訊いたら、なんと吉本新喜劇を見てからかに道楽へ行って、蟹を食らうという、まずもって、東京オフィスでは承認されそうもない、こってこての忘年会である。そうこなくては。最初に漫才とか漫談があって、それから新喜劇を見て、その後みんなでかに道楽へ移動らしい。しかも、漫才は、カウスボタンに中川家とかも出演するとか。いいなー、私も行きたい。美味しいお肉を食べに行くプラン(@離れの宴)と、吉本・かに道楽プランとで、部署で多数決を取ったらしい。夫曰く、僅差で吉本プランになったとか。みんなで吉本なんて、いいな、いいな、いいなー。というか、肉とお笑い(*1)が戦って本気で僅差になるところが、やっぱり関西人メンタリティだと感心したのだった。

大学の研究室では、忘年会とかクリスマス会といったものは存在しない。だいたい、気温の低下とともに、研究室は殺伐とした空気が濃くなってくるのだ。その大気汚染の主原因として「ソツロン」とか「シュウロン」とか「ケンキュウホウコクショ」に「キヨウシメキリ」といったものが並ぶ。なかでも最も忙しいのが、先生方なので、まずこの時期に集まって忘年会というのは、公式にはやらない(非公式ではあるかもしれないけど)。だから、夫の忘年会の話は、毎年ちょっとうらやましい。

*1:蟹だけを本気で食べに行くなら、一泊して蟹食べに行くのが一般的だから。離れの宴VSかに道楽だったら、普通は離れの宴が勝つだろう。が、吉本とかに道楽の合わせ技となると、離れの宴も苦戦を強いられたようだ(まじめに解説)。 
by himarayasugi2 | 2015-11-08 08:58 | 雑感 | Comments(0)
名前
URL
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

<< 日常メモだけ。 高難度 >>