夫の部署の新卒新入社員の女性は、初任給で神戸ビーフを買って、実家の神奈川県にGWは帰省するという。夫は、神戸地元民として、ぜひとも「ほんまに美味しい」神戸ビーフを神奈川の人に食べてもらいたいから、何を買うべきか熱苦しく語ったらしい。
夫はすでに大井肉店を推薦済みなんだが、そこでも、ステーキやすき焼きの肉を買うのもいいが、一度、大井のローストビーフを買ってみて欲しいと言ったらしい。彼女は、夫の話を聞いた時点で、すぐに大井肉店に下見に行っていたという(早っ)。
「ローストビーフは、いろいろあるけど、どうせ初任給で実家に買って帰るっていうなら、ここは張り込んで100グラム2000円(現時点での大井肉店のローストビーフ最高価格)のものがいいよ、半端な値段のよりもね」「はいっ!」「もうね、口にいれたらとろけるくらいうまいんや、これが、で、赤ワインにめっちゃ合うんや、これが」「そーなんですか」と横できいていた男性社員らは、前のめりになったらしい。「1枚だいたい100グラムを切るくらいやけど、人数分の枚数で買うんやったら、厚みは相談したらええわ、あまり厚すぎるやつよりも、ちょっと薄い目のを2枚食べるほうが、僕は好きやけどな(←誰も聞いてない)」「ええ」「ローストビーフを買うと、店で専用のソースをつけてくれるから、それをたっぷりとかけて食べるんや」「はい」「でな、必ずホースラディッシュソースもつけてくれているかどうか確認すること、ローストビーフにホースラディッシュを載せて、一緒に口にいれると、むっちゃ美味しいんや、でもな、これ、一度、店がつけるの忘れてたことがあってな、家に帰ってそれに気が付いて、めっちゃテンションが下がってん」「ホース?」「ホースラディッシュ!西洋わさびやで」「は、はい」「いうても、僕も、年に1回か、多くて二回くらいしか食べないねんけど(←わかってます、そのわりに語り過ぎかと)」
彼女は、ローストビーフで語りまくるおやぢをどう思ったのだろうか。
横で聞いていたおぢさん、青年、あと数年でもしかしたらおぢさんかもの青年も、興味津々だったらしい。おぢさんが、「ほんまに、うまいんやな、一度食べてみよかな」と言ったので、夫が「是非!もし、美味しなかったら僕が金払いますわ(←大口たたき過ぎ)」とドヤ顔で言ったら、「おおお、絶対やで」とのこと。で、家に帰ってから夫が「どうしよう、美味しなかったって言われたら」とやや震えている。大丈夫やと思うけど。
追記:仕事中の会話ではなく、お昼ご飯時のときの会話である。
ドラマ:
『世界一難しい恋』が、面白い。何も考えないで、テレビみて、ケラケラ笑うのにちょうどよいドラマ。昨日は、何回も笑ってしまった。小池栄子がやっぱりいい味だしてるわー。昨日は、初めてちゃんと仕事をしている社長の姿を見ることができた。ちゃんとやっているやん。フレンチレストランに「五助」っていう名前はどうかと・・・。