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ヒマラヤスギ雑記

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リカちゃん

夫が、若い女性同士の以下のような会話を耳にしたという。

「……さんって、加齢臭きついからねぇ」
「ああ、わかるわ(ウンザリした口調)」
(「……さん」、は聞き取れなかったらしい)

夫は昔からものすごく嗅覚がよい。だから人間には、いろいろなニオイがあることもよくわかっていて、汗かきの自分が悪い意味でのニオイの元にならないように、普段から気をつかっている。それでも、自分の加齢臭というのは、なかなか気が付かないものだろうなぁという。でもまぁ、人間だれしも年はとるから、それが原因のニオイというのは、程度によるけど、あまり責められるべきではないし、気にする必要もないかなとも思う。清潔にするのが大前提として、ではあるが。そう夫に言うと、自分のニオイは気が付かないけど、人のは、気になるよ、特に若い女性(男性)にとってはと言う。夫も気づけばアラフィフで、職場は若い人が多いから気にしているのだろうか。

「私は、加齢臭がどんなのかよくわからないけど、小さい頃のおじいちゃんのサロンパスだらけの背中みたいなニオイなの?」「いや、ちがう。そんなサロンパスみたいな可愛い(?)ニオイとちゃうねん、なんていったらいいのかなぁ……」と考え込む夫。そして、「そうそう、昔から思っていたのは、加齢臭って、リカちゃん人形のニオイと似てるねん!」と、またわけのわからんことを夫が言う。なんでここでリカちゃんが出て来るのだ。夫によると、リカちゃん人形の頭のニオイが加齢臭と似ているらしい。

私が「よくわからんけど」と言うと、夫がパソコンの前に座り、グーグルに「加齢臭 リカちゃん」と打ち込んだ。それを見た私が、「それでは、まともな検索結果は出ないよ」と注意すると、「加齢臭 人形」に修正して、検索を始めた。夫、真剣なのだ。ときどき夫は、こういう夫だけの常識の世界に入っていく。リカちゃん人形っていう喩えも、ウケを狙っているわけでもなく、大真面目なのだ。彼は三人兄弟で、姉と妹に挟まれているので、リカちゃん人形は、身近だった。彼にとったら、リカちゃん人形以外でぴったりの喩えがないのだろう。検索結果で、「ソフビ人形」「塩ビ人形」のニオイがそれに近いという記述を見つけて、すごいドヤ顔を夫にされる。

現在、我が家では「加齢臭」のことを「リカちゃん」と呼ぶようになっている。そのほうがなんか可愛い(?)し。私ももうちょっと自分のリカちゃんを気にすることにする。普通に清潔にするだけだとダメなんだろうか。大変。一度、おもちゃ売り場でリカちゃんの頭を嗅ぎに行こうかと考え中である。


3年ぶりにTさんと会うことになった。Tさんが京都からわざわざこっちに来てくれるって言うから、何が食べたいか訊ねる。てっきり、イタリアン、和食、中華、みたいなカテゴリーで返事がくると思っていたのだが、返事はこちらの予想外のもので、1)サンドイッチ、2)アジアの麺類(フォーとかパッタイ)、3)チャーハンかショウロンパオ と来たのだ。現在、いろいろ調べているところだけど、予約ができなさそうな店が多い。頑張って並ぶかな。






by himarayasugi2 | 2016-07-27 09:13 | 雑感 | Comments(0)
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