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ヒマラヤスギ雑記

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ドラマ/メンテナンス

ドラマ、面白かった;
前後編が2日間に渡って放送されたスペシャルドラマ、『模倣犯』を視聴した。原作は未読なので、原作と比較してどうだったかはわからないけど、ドラマ単体で見て、面白かった。キャストが本当に豪華だった。渡辺いっけいが、小さな役でさらっと出演していたり、ドラマ全体にまんべんなく主役、準主役級の俳優が配役されているという贅沢さ。橋爪功(主役かと思った)、岸部一徳(めっちゃ好き)、益岡徹、高畑淳子(さすがの存在感)、室井滋(出番少ない)、丘みつこ(出番少なすぎ)、森本レオ(えええ、このためにだけ?)、吉田剛太郎(なんの役だかよくわからず)、杉本哲太(こういう人、いるいる)が脇を固め、犯罪を追及する主役のライターが、中谷美紀。連続誘拐殺人犯の関係者に、坂口健太郎(怪演!!)、山本裕典(怖かった・・・)、満島真之介(すごく上手くて、切ない役)が配役されている。

中谷美紀の、ぼろぼろっぷりがよかった。ほとんど犯人と相討ちになりそうな脆さが、リアルだった。きれいに見せようとしないで演じているから好き。坂口健太郎という俳優は、このドラマではじめて知った。怖かった。ものすごい演技派。ベテラン豪華キャストに囲まれても、まったくかすまない存在感だった。

ネタバレ含む:
宮部みゆきの作品は、謎を解き明かすミステリーではなくて、犯罪に関わった人(加害者、被害者も含め)を描き出すミステリーである。多重債務を負った果てに殺人を繰り返す女性を描いた作品(『火車』)も、ものすごく哀しかったし、本作も、犯人は逮捕されても、被害者の苦しみは軽減されることなく続いてゆく哀しさが描かれていた。橋爪功が、最後の最後に公園で泥酔して泣くのだけど、それは、犯人が捕まってほっとしたというのではなく、捕まっても全く苦しみが和らぐこともなく、最愛の孫も帰ってこないことを改めて突き付けられて、悲しかったのだ。

重厚で、がっつりと描いたドラマだった。テレビ大阪の本気を見た感じ。

10年目に考えた;
家を建てて10年目を迎え、今年は少しメンテナンスをすることになった。大規模メンテナンスは、何もなければ10年後に、外壁再塗装、窓枠再塗装はやると思う。それまでにも、様子を見ながら、浴室に暖房を新設したり、もしかしたら設備も取り換える箇所も出て来ると思う。我が家は、坂の途中にあり、駅からは徒歩15分かかる(往復の平均)。年齢が上がってくると、この立地はきつくなってくると思う。今は、なんでも歩くからいいけど、どこかの時点で駅に至近のマンションに移るのも選択肢に入ってくると思う。決断のリミットは、夫が75歳までかなと思う。年齢を重ねると、判断力も鈍るし、億劫になってくるもの。病気だって罹るし。

でも、意外と近所に75歳以上だけの世帯が多い。両隣もそうだし、その向こうも、その向こうのお向かえも、みんな私が子供のころから近所にいらっしゃる人が、そのまま住み続けている。みなさん一度は、駅に近いマンションに住むことを考えたことが、きっとおありだと思うけど、やっぱり残っているのは、Tさんの奥さんの「この年齢になると、朝起きたときに鳥の声が聞こえたり、空が大きく見えたり、海が見えたりすることが、若い頃よりもずっと大切になってくる」という言葉に集約されているのかも。母も同じことを言うし。

なんでも車に頼らなければ、普通に生活するだけでそこそこ運動することになるから、ここに住み続けることは、健康への投資の一種だと思えばいいか。

というわけで、この件、現時点では保留となっている。







by himarayasugi2 | 2016-09-23 09:59 | 雑感 | Comments(0)
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