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ヒマラヤスギ雑記

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子供の頃の読書

母がTおばさんから借りていた『トムは真夜中の庭で』を読んだ。とても面白くて、一気に読めてしまった。私が大好きなファンタジー小説だった。あらすじをウィキペディアの「トムは真夜中の庭で」の項から引用する。

弟のピーターがはしかにかかり、おじとおばの住むアパートに預けられた少年トム。その邸宅には庭すら無く、はしかのために外出すらできない彼は退屈し切っていた。そんなある日の夜、ホールの大時計が奇妙にも「13時」を告げたのをきっかけに、彼は存在しないはずの不思議な庭園を発見する。そこはヴィクトリア朝時代のメルバン家という一家の庭園であった。それから毎日、彼は真夜中になると庭園へと抜け出し、そこで出会った少女、ハティと遊ぶようになる。しかしながら、庭園の中では時間の「流れる速さ」や「順序」が訪れるごとに違っていた。彼はだんだんと、ハティの「時」と自分の「時」が同じでないことに気づいていく。


トムが遊ぶ庭園は、真夜中にしか存在しない。そしてトムの姿もハティと園丁と動物や鳥しか見ることができない。この小説は、ほんとにネタバレ厳禁なので、これ以上は書けないのだけど、ハティはトムと出会うことで、幸せな時間を持てたのだと思う。読み終わって、幸せな気分に浸る。時空を越えて違う世界へ行くという物語で好きなのは、他には「ナルニア国」シリーズがある。クローゼットが冬のナルニア国と繋がっているという物語のオープニングに、わくわくした覚えがある。

小さいころからファンタジーが好きで、それはもしかしたらずっと児童文学の研究をしていたTおばさんの影響なのかもしれない。最近だと梨木香歩さんの『西の魔女が死んだ』も『家守奇譚』もTおばさんの紹介だった。久しぶりに児童文学のファンタジーを読んで、子供の頃の気持ちをちょっと思い出した。なので、子供のころに読んで、ただただ好きだったファンタジー系の本のタイトルを思い出して書いてみる。

『みどりのゆび』、『不思議の国のアリス』、『鏡の国のアリス』、『ホビットの冒険』、『モモ』、『ソフィーのいたずら』、『グリーンノウの魔女』、「ナルニア国」シリーズ、名前忘れちゃったけど、人形が冴えない女の子を成長させるファンタジー、『指輪物語』などなど、名前を思い出せないものもたくさんある。ファンタジーでないけど、小学校5年生のときは、岩波の『あしながおじさん』(手紙形式)に夢中になった。あの世界にどっぷりつかっていた。そしてそのまま『ジェーン・エア』とか『嵐が丘』『風と共に去りぬ』に走ったのだっけ。中学のときにほぼ徹夜して読んだのを思い出した。

昔は、ものすごい熱量で読書してたなぁと。本を読むことがほんとに楽しかった。そういうの、しばらく忘れていた。この年齢で『トムは真夜中の庭で』と出会って、久しぶりに前のめりになって読み切った。こういう読書、またやりたいな。





by himarayasugi2 | 2018-04-18 23:46 | 本など | Comments(0)
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