平成も終わろうとしているのに、いまだ昭和のままの私。

夏休みに入る前に、講義をする機会をいただいた。一つのテーマに沿って複数の講師が、それぞれの専門を話すリレー講座で、そのリレーに参加させてもらったのだ。200人以上が履修する大教室での一般教養的な?もので、正直、準備も含めてなかなかしんどいタスクだったけど、学部生に紛れて聴きにきてくれた先輩、後輩らからの評判は概ねよかった。もうね、それだけが心の支えである。と、ここでは愚痴っぽいことを書くのではなくて(そういうことも沢山あったけど)、気がついたこととかをちょっと記録しようと思う。

他の講師の先生に事前にいろいろ教えてもらって、みなさんと同じようにパワーポイントで進行する授業を組み立てた。大教室なので、パワポが映るプロジェクターは、3台もある。内容はともかく、G会とほぼ同じような準備になる。で、授業で話しながら該当するパワポを出すと、スマホでプロジェクターを撮影する人が多いのだ。カシャカシャカシャとシャッター音が!他の講師の授業を参考のために2回聴講したときも、シャッター音がやはりした。大教室の講義の風景というのは、今はこういう感じが当たり前なんだろうか。びっくりである。

また、大学院の授業では、ノートを取る人は少数派で(ノート派の最後の1人が私かも)、最近は教室に入ったらみなさんマイPCをさっと開いて、ノートをとる。iPadの人もいる。紙なんてほとんど持ってこないのだ。でも、私もマイPCを持ち歩きたくなっていて、そのうち取り入れる予定。やっぱりそのほうが便利なことが多いもの。学部の授業でも、パソコンを開いている人が何人かいた。手でノートを取るよりも、タイプするほうが楽だし、情報も落とさないからいいかなって思う。ただ、私には手書きしたい事柄もあって、ひらめいたこととか、あれこれ考えているときとか、論文の構成とかを考えるときは、「絵」「画像イメージ」で考えが頭に浮かんでいるから、そういうときは手書きのほうが捗る。人それぞれかもしれないけど。

あと、論文作成中は、必ず何度かは紙に印刷する。紙のほうが間違いを見つけやすいし、自分の文章を俯瞰できると思っている。100%デジタル化は難しい。

リレー形式の各講義の最終回には、講義の最後の10分から15分を使ってミニレポートを書いてもらう。それを各講師が採点し、主宰した先生がとりまとめて評価に反映させる。私も採点をしたのだけど、200人のうち8割から9割は、真ん中の評価となって、少し気の利いたことを書けていた人には、真ん中よりも少し上の評価をつけた。全体の半分くらいのレポートを読んだところで、あっと思うようなすごいレポートが出てきた。読んだ瞬間に満点以外考えられない内容だ。で、迷わずそのレポートに満点をつける。結局、満点はこのレポートだけだった。

10分ちょっとで、こんなにも内容のある、構成のしっかりとしたレポートが書けていることに、感動する。満点がつくレポートというのは、読んだ瞬間にわかるものなんだなって、採点者になって初めて知った。満点だけは、相対評価ではなくて、絶対評価なのだ。そのことをゼミ先生に話したら、「それは、そうだよ」とおっしゃる。で、先生によると、記述で満点評価を取る学生は、なんでもよくできる傾向にあるとか。そういうものなのね。

準備も含めて、今回の経験は、勉強になった。「勉強になった」なんて教える側が書いたらだめかもしれないけど、とにかく勉強になった。 











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by himarayasugi2 | 2018-08-27 10:44 | 雑感