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ヒマラヤスギ雑記

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私にとっての平成の大きな出来事

*長くなってしまった。

テレビからやたらと「平成最後の……」と聞こえてくる。ついに平成最後の年末である。テレビに便乗して「平成」の30年間を振り返ってみる。私個人にとっての平成の大きな出来事とは、結婚、阪神大震災、大学院、父の死である。この4つが私にとって平成を語る上で欠かせない。

結婚)
30年間のうち最初の4年は独身で、残り26年は結婚生活である。私は夫と知り合ったのが平成に入ってからなので、夫と知り合ってから今まで過ごしてきた時間すべてが平成である。結婚して家を離れることで、人生ガラっと変わった感覚はすごくある。明らかに違うフェーズに自分がいるなと思っていた。一生住まないだろうと思っていた東京に長く住み、東京で再就職、フリーで翻訳の仕事をし、神戸に戻ってから家を建て、犬と暮らし、大学院に進学した。これらすべて結婚したから現実になったことなのだ。忙しかったけれども、自分で選んだ道を歩いたという実感がある。カラフルな時代だった。

正直、結婚前の自分よりも結婚後の自分のほうが好きだし、幼稚園から小中高大のころって、懐かしくはあるのだけど、あのころに戻りたいとは全く思わない。なんか、ヒリヒリとした皮膚感覚だけが思い出されるって感じだ。いろいろ面倒くさい子供だったのだ。

阪神大震災)
故郷の神戸の一大事を、荻窪のマンションで知った。朝6時すぎにつけたテレビの画面に、近畿地方の地図が映り、神戸のところに「6」という数字が表示されていた。最初、「6」が何を意味するのかわからず、震度だとわかったときには頭が真っ白になった。あのテレビの画面の映像は今でもよく覚えている。何度実家に電話をかけても朝はまったく繋がらなくて、涙がこぼれ落ちないように顔を上に上げるのが精いっぱいだった。こんな恐ろしいことが、神戸で起こるなんて信じられない思いだった。お昼すぎにやっと実家と連絡が取れたときの安堵感は、今まで経験したことがないようなものだった。ほっとしすぎて、吐きそうになった。それまでの安全でのどかな神戸というのは、本当は存在していなくて、映画『マトリックス』にでてきたヴァーチャルリアリティを見せられていただけで、いつでもそんな平和は、地球の小さなクシャミで崩れるものなのかもしれないと思うようになった。昨日と同じ今日を迎えられることが、どれだけ幸せなことかを、この地震をきっかけに考えるようになった。

大学院)
中高時代の私は、お勉強が大嫌いだった。成績も中の下だった。自分自身が興味のあることなら比較的続けられるタイプだとやっとわかったのは、大学3回生のときだったけど、大学院まで行ってやりたいこともなく、決まっていた会社に就職した。でも、結婚後の東京での生活を終え関西に戻ってから、流れ作業的にあまり興味のない分野の翻訳をこなしていたとき、年とともに私の脳みそから筋肉が減ってブヨブヨになるイメージが浮かび、なんだか寂しくなった。仕事は東京のほうがずっと面白かったのだ。退屈な日常を変えたいと思い普段の私からは想像できない行動力で、受験をして進学したのだけど、大学院へ行ってよかったと心から思っている。自分をそんなに卑下しなくてもいいんだと、やっと思えるようになった。中高大時代には、全く持てなかった自信も少しだけどもてるようになった。それに純粋にとても楽しい。ここは自分の居場所だと言える。平成最後の年に学位までもらえたし。

父の死)
人間は誰でもいつか死ぬのだと、本当の意味で理解した。どこかで、私の家族は大丈夫だと思っていたところもあった。生まれたときから傍にいた存在だから、いなくならないと思っていた。なんの根拠もなく。父が病気になり、痩せて、寝たきりになってもすぐに死んだりしないと信じていた。父が亡くなっても半年くらいは、遠くの病院に入院しているような感覚で、まだ父を失っていないと思っていた。けれども、実家から父の気配が消えてゆくにつれ、父が旅立ったことを少しずつ認められるようになった。肉親を失うことが、どういうことか、当事者になってやっとわかった。私の場合、体の一部がえぐりとられたような感じだった。これが喪失感なのかと思った。私よりも早く肉親を失った友人たちは、こういう思いだったのだと気付くことができた。父の死は悲しいことだが、父の死を経験して、不思議と前よりも死を恐れなくなった。まだまだ父のところには行きたくないけれども、人は必ず死ぬのであれば、生きている時間を大切にしようと意識するようになった。


夫に、個人的に平成の大きな出来事はなにかと訊ねたら、結婚、阪神大震災、夫の父親の死だった。


昨日、無事にロンブンの草稿を先生に送った。深夜だけど。年明けまではのんびりできそう。本日は、窓を開け放してマスク着用で、リビングの梁の埃を落として、拭き掃除、掃き掃除、床とテーブルのワックスかけを行った。大掃除のBGMは、スポティファイの音量を上げて「QUEEN」の曲をかけまくり。掃除がはかどる、はかどる。すっきり。お正月用のお花を二か所に飾り、来年のカレンダーも準備した。いつ平成が終わっても大丈夫!


2000字を越えている。これくらい短時間で2000字書けたらロンブンなんて3日で書けるやん。

明日も書きまーす。←ロンブンが今手を離れたから、はしゃいでいる。







by himarayasugi2 | 2018-12-30 16:54 | 雑感 | Comments(0)
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