空気が乾燥している。両親指の爪の端がすぐに割れる。ネイルクリームを塗っても、塗っても駄目だ。内側から水分が減ってゆくのは仕方がないにしても、外からも奪われるのはきつい。この時期は、自分比最大限に高保湿ラインナップでお肌のお手入れをしているが、お昼ごろには、目じりに乾燥皺がチラホラでてくる。常に、ハンドクリームとかバームを携帯している。
昨夜の『家売るオンナの逆襲』は、高齢であることを理由に、部屋を借りることができない女性が登場した。彼女はずっとインターネットカフェに暮らしている。インターネットカフェはドラマでしか見たことがない。神戸だと三宮、元町周辺にあるようで、調べてみたら、ネット、シャワー、漫画に加えてフリードリンク、フリーソフトクリーム(なぜソフトクリームなんだろう、設置しやすいから?)というサービスがある。一泊するなら安い。終電を逃した際に活用する人が多いのかも。
お正月番組だったと思うが、林先生が高学歴ニートに授業をするという番組を見た。高IQ、高学歴の彼らは「好きなことしかしたくない、働くなら週3くらいで給料のよい好きな仕事でないと働く意味がない」といったことを傲慢な態度で言い放つ。そういう彼らに対して林先生は冷静に仕事について話をするのだけど、その話がよかった。どこかサイトでまとめていないかなと思ったら、やっぱりあった。詳細はここを参照してもらうとして(https://news.careerconnection.jp/?p=65604&page=2)、先生の「好きなことを仕事にすることは、偶然にたよることが大きいが、できることを仕事にすることは必然だ」という言葉がすごく印象的だった。
やりたいことを任されたら、それはラッキーだけどほとんどの人は自分が向いているかどうかもわからない分野の仕事、あるいは、やりたくないことをやれと言われてやっていることが多いと思う。でも、他人にやれと言われることは、その人がそれを出来るからで、出来ることが仕事になるのは必然なのだ。林先生も昔、やりたい仕事でうまくいかなかった。なぜか塾講師を手伝うとどこでも「ずっとここで教えて欲しい」と言われていたので、塾講師として現在に至っていると番組で言っていた。社会に必要とされる自分の能力というのは、意外と自分ではわからないものかもしれない。
同じ番組で萩本欽一が同じことを言っていた。彼は坂上二郎と最初はコンビを組みたくなかったらしい。でもやれと言われて組んだらうまくいったという。自分に与えられたタスクに全力で取り組むことで、その仕事が「自分の仕事」に変化してゆく可能性があるということだ。また萩本欽一は、今まで仕事上、いろいろな人と会って話をしたけれども、一流の職人というのは自ら志願してそうなったというよりは、跡を継がないといけないから仕方なく、とか、そのつもりがなかったのにやるしかなかったからやったらこうなった、みたいな人が多いとも言っていた。
夫がこの番組を見た翌朝、林先生の言う通りだ、と朝食を食べながらぽつりと言っていた。仕事に限定せず、いろいろな場面でも当てはまる話だと思う。
24年前の今日、阪神大震災があった。今聴いているラジオでも言っているけど、昨日と同じ日を迎えられることがどれほど幸せなことか、毎年この日になると強く思う。
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