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ヒマラヤスギ雑記

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片付けでモノを減らしたい。

先日の『NHKスペシャル』で、コンマリ流片付けのドキュメンタリーを放映していた。片付けコンサルタントの近藤麻理恵さん(コンマリさん)は現在アメリカに移住していて、日本ではコンマリさんのお弟子さんが、そのビジネスを継続されているようだった。番組では、コンマリさんは現場で片付けは行わなかったが、NHKのインタビューに答える姿が時折挿入された。

番組で紹介された依頼者は、3組である。女性ばかり。ある人は、結婚前に現在のご主人とのデートのときに着ていた服がどうしても捨てられなかった。また痩せたら着るからといって捨てられない服もかなりの量がある。この人については、片付けコンサルタントが「一番自分がよかったときの思い出だから手放せないのだ」といった主旨のことをやんわりと指摘していた。コンマリさんもインタビューで、人が片づけられない原因は二つあるとしていて、一つは「過去への執着」、もう一つは「未来への不安」であった。楽しかった過去に関係するものを捨ててしまうと、よりよい未来が来ないのではないかと心配する、という感じだろうか。明らかに流行遅れだけど昔デートで着た服を捨てられないという人は、なんとなく現状に満足していないような印象を受けた。彼女は、まだ過去に生きているような感じ。

コンマリメソッドでは、本人が納得して前を向かない限り無理に捨てさせたりはしない。物理的にただ捨てるだけでは根本的な解決にならないからだ。私の場合、ホンヤクをやっていたときに作った単語帳や、集めた資料や文献のうち、専門性が高く今後使う予定がないものはもう捨てるべきだと思った。IT関係や製薬関係のホンヤクをすることはもうないだろう。でも捨てられずにおいているのは、専門性が高かっただけに、その業界に慣れるのに苦労した時間もなかったことになりそうな気がしているから。でも、もう、なんぼなんでもこの分野でホンヤクをすることはないだろう。特にIT関係の資料なんて、半年前のものでも内容が古い。10年以上前のものなど古文書である。

コンマリさんは、捨てるかどうか決めるために必ず全てのアイテムに実際に触ることが重要だと言う。同意。見ているだけではわからないものでも、触ればわかることがある。特に衣類の場合、触覚で好ましいと感じるものは捨てずに長く手元に残される傾向にあると思う。私も19年前と24年前に買ったコートは、形もシンプルなのだけど、当時ちょっと背伸びして買ったこともあって、生地もよいものだ。だから触るといまだに「ときめく」ので、クローゼットに居座っている。実際に着ているし。一方、数年前にセールで買ったコートは、もういいかなって思っている。

夫の会社の同僚の女性、佐藤さん(仮名)は2年(2シーズン)袖を通さなかった服は問答無用で捨てることにしているらしい。それを「佐藤式」(仮名)と夫は呼んでいた。

番組を見終わって、私もモノを減らそうと思った。昭和時代のものは、大切な思い出のものだけ、それこそ宝箱にしまうようなものだけを残してあとは捨ててしまおう。平成時代のものは主に衣類と書類と雑貨を減らそう。令和の時代は、持っているものは現役のものだけ、というのが理想だけど、まだまだ。










by himarayasugi2 | 2019-04-16 16:38 | 雑感 | Comments(0)
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