いつもはJとTと会うといったら、ランチなのだが、いろいろな状況が合わさって3人でちょっと奮発した豪華ディナーで喋り倒そうということになった。この3人で夜に食事をするのは、3年ぶりである。お店は、Jの勤務先のグルメ上司のお薦めリストからJに選んでもらった。Jが一番行ってみたかった店らしい。
ランチだったら、やれ夕飯の支度だケンの散歩だと、時間を気にしたりもするのだが、今回は夜だから「思う存分オシャベリできる!」とすごく楽しみにしていた。ここのところとにかくタスクをこなすのに精いっぱいだったから、自分的にはご褒美なのだ。
お店は隠れ家レストラン。本当に普通の雰囲気のあるお洒落なお家かと思って一回前を通り過ぎてしまったくらい。グーグルマップとにらめっこしてやっと見つけて入る。あの素敵なお店の外観を撮影しておくべきだった!
店内は、落ち着いた、暖かく趣味のよい空間だった。気取ったところは全くないのだけど、品がよくてさりげないのだ。うーん、素敵。席には持ち帰ってよいメニューが置いてあった。お料理6品とデザート、パン、お茶、小菓子という構成のコースである。食事のあと2軒目に行ったときに3人で「おかわりが許されるのなら、どれをおかわりしたいか」という話になったときに名前の挙がったものの画像をのっけてみる。
(最初の一皿。軽く炙った足赤海老が、トウモロコシの甘くて冷たいスープと一緒に出される。上にはキャビアがのっかっている。海老の美味しかったこと!それにトウモロコシも甘くて風味が豊かで本当に美味しい。)
(ジロール茸と夏トリュフのリゾット。これは、すごーーーーーーく美味。丼一杯でもいただける。ジロール茸とトリュフの香りが口いっぱいに広がって、お米よりも量が多いんじゃないかという感じ。全体的にお塩控えめで、素材の味を十分に生かしていて、量も丁度いい。)
ハーブの使い方も独創的で、Tが感動していた。馬肉のタルタルも美味しかったよーー。
ここは、また是非行きたい!夫が自分も行きたいと大騒ぎしていた。
3人の話題は、これまたどうしても「健康」「親」「独居老人になったとき」になりがちであった。「独居老人になったとき」は、「シェアハウスするか、同じマンションで各自部屋を買ってつかずはなれずいようよ」みたいな話も出る。そうなったら楽しいだろうけど、私はそうなったときになにか提供できるスキルがあるのかと不安になる。やはりギブアンドテイクで、いつもテイクばかりだと申し訳なくて。JとTは器用でITも強くていつも頼ってばかりなのだ。
会話ではやたら固有名詞が出てこなくて、3人で「ほら、アレよ、アレ」「あ、わかってる、アレでしょ、でも名前がでてこない」「アレは、さ、うーんと、なんやったっけ」となる場面が何度もあってやや危機感を覚える。最後のほうは誰かが「アレ」と言っただけで笑いになった。
食事の後、スタバで閉店まで居座りおしゃべりをする。スタバの店員はなんと、Tの長女の同じ大学の同級生らしい。かわいくて、感じのいい接客だった。友人の娘さんの友達が接客するお店でお茶する日が来るんだー。
あー、楽しかった。これを糧に夏休みにすべきタスクをちゃんと完遂して、秋から年度末まで乗り切る!
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