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ヒマラヤスギ雑記

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八ヶ岳2020(3)緑、生き物、

記憶が鮮明なうちに八ヶ岳日記を終わらせなくては。

私たちは、標高1600メートルの八ヶ岳山麓の別荘地(以下、自然郷)の中の小さな山荘に滞在していた。母の山荘である(「別荘」という豪華な感じは全くない)。周囲は林に囲まれており、お隣とも10-20Mは離れている。東京在住の妹は頻繁にここにやってきては、自然郷を散策して野鳥観察をしている。彼女は、自然郷の隅から隅までよく知っていて、私たちが滞在中も、一人でふらっと徒歩で出かけていって日が落ちるまで自然郷の中をウロウロしていた日があった。

鹿:
自然郷の敷地内を走行する車は「徐行」厳守である。理由の一つは、道の端から鹿が飛び出してくるから。敷地に入ると車からよく見えるところに時折鹿の木製の大きなオブジェが立っている。これはドライバーへの注意喚起のためのものである。妹によると、このオブジェは、適当に置いているわけではなく実際に鹿がよく通るところに置いているらしい。「鹿をはねたりしたら、車が大破するだけでなく、メンタルもかなりやられるよ」と妹(そういう経験者の話を耳にした模様)。暫く車の運転などできる精神状態には戻れないらしい。最近は自然郷内の鹿も増えている。妹によると、雨が上がった後は鹿が道路わきまで出て来ることが多いらしい。その話を車でしてすぐにオブジェの近くで鹿を見た。ほんとだったんだ。

今回も鹿と遭遇した。以下の画像は音楽堂の近くを車でゆっくりと走行中に出会った鹿たち。
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この画像で、鹿の大きさがある程度わかると思う。このあとにちっこいのがついてくる。
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てけてけ


最初の鹿よりも小さい。群れでいるようで、
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この後、左の鹿が、右の鹿にチューした。その瞬間は撮影できなかったけど、
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「なに勝手に撮影してんの!」といいたげな顔。
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絵本の世界。

鹿は、人間が車の中にいるときはすぐ逃げたりしない。車から降りるとぱっと逃げてしまう。画像は車を停め、窓をフルオープンにして身を乗り出して撮影したもの。

緑:
去年のGWのときは寒くて、神戸ではまずない「気温‐7度」を体感したのだが、9月はまだ夏が少しだけ残っていて、山も散策路も緑がいっぱいだった。清泉寮、美鈴池、自然郷の散策路とケンと一緒によく歩いた。ケンは神戸にいるときよりもずっと元気で歩いてくれて、とても嬉しかった。
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これは、自然郷の散策路
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清泉寮の道
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自然郷の散策路。はるか先に妹?
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はりきるケン。
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ケンの歩く速度が速くて、こっちはこけそうになる。

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写真が嫌いなケンを無理やり正面むかせて記念撮影する。妹と私。
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お天気には恵まれた。

GWに見る八ヶ岳は冠雪しているが、今回は緑の山の八ヶ岳を見ることができた。
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上は開拓記念碑からの八ヶ岳で、下は美鈴池からの八ヶ岳。

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ケンちゃん、たくさん歩いたね。また行こうね。

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山荘を出てすぐのところから撮影した空。左の建物が山荘の一部。

山荘周囲やら、散策路やら、どこかだんだんわからなくなった風景たち。
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自然郷でよく見かけたトリカブト。
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見るだけ。触らない方が無難らしい。

甲斐大泉の素敵なお店のお庭の植物。
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↑の植物。お花が本当によい匂いだった。蜂とかアブがいっぱいくるらしい。植物の名前を訊いたのに、忘れちゃった サラシナショウマという植物(コメント欄で教えてもらった)。そこの方から、「ホトトギス」と「秋海堂」という植物の苗をいただいた。神戸でなんとしてでも根付かせたい。半日陰がよいとのことなので、実家の日陰に植えさせてもらった。成長したらまた写真を撮りたい。

今回の滞在では、ショッピングも必要最低限な感じだった。萌木の村は行くには行ったけど、毎回あそこに行っても私は買うものがなくて(華やかな場所ではあるけど。ジャムはいろいろ食べたけど、やっぱりトリハタのジャムが抜きんでているし)。滞在中に買うのは食べ物ばかりである。例外が甲斐大泉の素敵な工房で購入したガラスのオブジェと器である。行くたびに買ってしまう。

何度も来ていると、山荘付近のお散歩と山荘内で音楽を聴きながら読書と昼寝、という過ごし方が基本になってくる。自然郷を歩くだけでもリフレッシュできる。あと気が付いたのは、山荘で淹れる珈琲は神戸で淹れるものよりも「ほんとに」美味しいということ。標高が高いことと関係があるのだろうか、完全に沸騰しないし、お湯の温度が上がるまでも時間がかかる。珈琲は90度前後でドリップするほうが美味しいらしいから、山の水の美味しさもあってか、珈琲の香りとか風味が豊かな感じがした。山荘の食器棚の奥に、前の住人が置いていったとみられるフィリップスの電動珈琲ミルを発見した。持ち帰ることにした。神戸の家用にドリップポットがやっぱり欲しいな。

これで一応、八ヶ岳日記は終了。次はいつ行こう。ケンとできるだけたくさん行きたい。

そろそろ現実に戻る予定。




























by himarayasugi2 | 2020-09-30 10:37 | | Comments(4)
Commented by さわ at 2020-10-01 10:44 x
わぁ、緑の木漏れ日も清流のせせらぎも野生の鹿たちも、いいですねぇ。人間もワンコも元気になるのが分かります。
標高1600mにもなると、GWの方が寒いのですか。なるほど。
美しい景色を目に焼きつけて帰れば、街に戻っても頑張れそうな気がしますよね。
Commented by himarayasugi2 at 2020-10-01 11:30
さわさん、
去年のGWは特別寒かったと近所の山荘の方もおっしゃっていました。気温の高いGWもあるようです。GW中の八ヶ岳にはいつも雪が残っています。滞在中はみんな元気なんですけど、気温の高い神戸(帰った日は30度まで上がった)に戻った途端に、人も犬もぐったりしてしまいました~。移動時間の間に八ヶ岳の魔法は解けてしまうようです。
Commented at 2020-10-01 13:41 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by himarayasugi2 at 2020-10-01 17:01
鍵コメントさん、
サンキュー!訂正しとく。
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