記憶が鮮明なうちに八ヶ岳日記を終わらせなくては。
私たちは、標高1600メートルの八ヶ岳山麓の別荘地(以下、自然郷)の中の小さな山荘に滞在していた。母の山荘である(「別荘」という豪華な感じは全くない)。周囲は林に囲まれており、お隣とも10-20Mは離れている。東京在住の妹は頻繁にここにやってきては、自然郷を散策して野鳥観察をしている。彼女は、自然郷の隅から隅までよく知っていて、私たちが滞在中も、一人でふらっと徒歩で出かけていって日が落ちるまで自然郷の中をウロウロしていた日があった。
鹿:
自然郷の敷地内を走行する車は「徐行」厳守である。理由の一つは、道の端から鹿が飛び出してくるから。敷地に入ると車からよく見えるところに時折鹿の木製の大きなオブジェが立っている。これはドライバーへの注意喚起のためのものである。妹によると、このオブジェは、適当に置いているわけではなく実際に鹿がよく通るところに置いているらしい。「鹿をはねたりしたら、車が大破するだけでなく、メンタルもかなりやられるよ」と妹(そういう経験者の話を耳にした模様)。暫く車の運転などできる精神状態には戻れないらしい。最近は自然郷内の鹿も増えている。妹によると、雨が上がった後は鹿が道路わきまで出て来ることが多いらしい。その話を車でしてすぐにオブジェの近くで鹿を見た。ほんとだったんだ。
今回も鹿と遭遇した。以下の画像は音楽堂の近くを車でゆっくりと走行中に出会った鹿たち。
この画像で、鹿の大きさがある程度わかると思う。このあとにちっこいのがついてくる。
てけてけ
最初の鹿よりも小さい。群れでいるようで、