グレイヘア計画:
2か月ぶりに美容院へ。
私の髪の毛は、太く、やや硬めで、量も多い。そして30歳を過ぎたころから白髪が増えだして、40代半ばを過ぎてからは1.5か月から2か月に一度は染めるという生活を送っている。50代になって、これをいつまで続けるのかと考えることが増えた。ちょうどテレビとか雑誌でグレイヘアの特集を目にすることもあり、白髪染めをやめる(=グレイヘアにする)タイミングを意識するようになる。経皮毒とかを気にしているのではなくて、ただただ面倒くさいのだ。
担当美容師に「還暦過ぎるあたりから、もうグレイヘアにしようかなって思うんだけど、どういう感じでやったらソフトランディングできると思います?」と訊ねる。美容師は私が現在のヘアスタイルのままグレイヘアにすると仮定したら、準備期間もいれて「2年前にグレイヘアにしたいって言ってください」と言う。1年半くらいで移行できそうだけど、ソフトランディングを確実にするのであれば時間に余裕が欲しいそうだ。美容師がその日提案したグレイヘアへの移行方法はこうだ;白髪染めをヘアマニュキュアに変更してゆき、普段のお手入れは家でカラートリートメントを使い、今までどおりの頻度でカットをする、という手順。わりと普通である。白髪染め部分の髪がなくなったら、あとはもう染めないでおればよいとのこと。マニュキュアはシャンプーを繰り返す度に少しずつ落ちてゆくから。
「ただ、僕の肌感覚なんですけどね、50代でグレイヘアにした方の10人に9人はまた白髪を染めますね、60代に入ってからグレイヘアにした方だと3人中2人がまた染め始めます。70代になってグレイヘアにした人はほとんどがそのまま移行しますね」と言うではないか。「ヒマラヤスギさんが、今グレイヘアにしますと確実に10歳は年齢が上に見られます、それくらい髪の色って印象を左右するんですよね」とも。
しばらくはグレイヘア計画は保留にすることにした。心の準備がねぇ。
3年:
美容師によると、新人3年説というのがある。新しく入ってきたスタッフは3年で辞めてしまうというもの。「ま、ちょっと長引いたとしても4年で辞めますね、特に男の子は3年で辞める子がほとんど」確かに、何年か前に辞めた男性アシスタントも3年くらいで辞めていた。今いるアシスタントの女性はもしかしたら3年目ではないか。彼女はやめなさそうな感じである。ちょっと図太い(いい意味で)から、あまり悩まなそうに見えるし。
それから新規開店した美容院も3年目は最初の「ヤマ」になるという。開店直後からしばらくはご祝儀来店として、割引クーポン片手にお客さんはたくさん来てくれるらしい。ここで大事なのはリピートしてくれるお客をどれだけ獲得できるか。3年目に閉店するお店は意外と多いんだとか。
なやましい:
地元におしゃれなグロッサリーがオープンしていた。連日にぎわっている。人参も玉ねぎも理由あってだろうけど、いつも買っている八百屋と比べると高め。おしゃれな調味料や、加工食品など見たことのない商品がキラキラ光っている。何も買わなかったけど、何か買いたくなる感じではある。ただ、みんな高い。お店オリジナル弁当(わりと普通の内容だけど食材にこだわっている?)なども外食するのと同じ価格で、自分で買おうという気にはなかなか。誰か私にプレゼントしてって感じ。でも、おしゃれな食材、食品はここでしか買えなさそう。
母に店の話をしたら、「この地元でそういう店がいつまでもつか」と懐疑的だった。ちょっと前にオープンした高級スーパーも、今はガラガラだからというのがその理由。うちの地元の人ってわりとシビアなのかもしれない。人参2本で249円はちょっと高いんじゃないのって思う私、しかもセールでそれだとうーん。よほど美味しい人参なんだろうか。毎日食べるものだからこそ価格を抑えたいし、毎日食べるものだからこそオーガニックで生産者の顔がわかっているものにすべきだ、という考え方もわかるし。なやましいのだ。
なぎおメモ:
なぎお先生のお散歩にとことん付き合ってやったら、果てしなく歩き続け、帰りに飼い主のふくらはぎがつりかけた。雨の月曜日、雨を全く気にしないで歩き続けるなぎお先生に、飼い主は半べそに。もっと飼い主をいたわるようにケンから指導して欲しい。
想定外の行動をしたとき、なぎのことを「なぎお!」と呼ぶようになった。
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