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ヒマラヤスギ雑記

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頭痛

20代後半頃から頭痛持ちである。外出時には頭痛薬が欠かせない。出先での突然の頭痛のためだ。だいたいその日のうちに収まるものがほとんどで、何日も頭痛が続くことはなかった。

しかし今月に入ってから、1週間くらい連続で頭痛薬を飲んでいることに気がついた。ガンガン痛いわけではなくて、じんわりと痛くて、飲まなくても我慢できるけど飲むと確実に頭痛は消えて快適、というのの繰り返し。左の首筋と肩がめちゃくちゃ痛いし固いし、ネットで検索すると「たいしたことなさそうな病名」だけでなくて「命にかかわる病名」もヒットする。頭の中で何かが起こって、それが首筋と肩に痛みをもたらしているのか、もしくは、首筋と肩の痛みが頭にまで広がって頭痛が起こっているのか、どちらなのか。

痛みが悪化しているわけではなさそうだけど、また頭痛薬を飲んでしまった、やっぱり一度病院に行った方がよいのだろうか。どうしよう、どうしようと数日悩みつつ、その間に頭痛が消えることを期待していた。しかし、やっぱり左側の首と頭のつなぎ目あたりからじんわり痛みを感じる。たまに左側頭部まで広がる。やはり病院へ行こう。最初に行くのは整形外科なのか、それとも脳神経外科なのか。

「脳神経外科に先に行くべきでは?」と母と夫が言うので、脳神経外科を検索してみる。私の周囲で脳神経外科にかかった人がいないため、病院探しはネット検索しかない。食べログでのレストラン検索やホットペッパービューティーでの美容院検索と基本は同じである。ゼロからネット検索で見つけて実際によかった病院には、乳腺外科、婦人科、耳鼻科がある(当たりだった)。それ以外は、近所の人から聞いたとか、家族がお世話になっているとか、通りがかって気になって調べてみたとか、そんな感じ。

さて、脳神経外科である。口コミを注意深く読み、医師の経歴を確認し、不安材料(低い評価の口コミ)にも目を通し、病院を決める。口コミでは、「癒し系の先生」とあったので、そこにかけてみる。

受付の女性は、気さくでフレンドリーな人だった。普段散歩中に会う犬友さんの誰かに似た感じだ。問診票を渡され記入する。他の診療科と大きく異なる書式ではないが、目をひくのが「利き手はどちらか」という問い。おそらく、脳梗塞、脳卒中の患者を想定したものだと思われる。ここは後遺症のある人や要支援・要介護、認知症のリハビリも対応しているらしい。

一人の患者を診るのに時間をかけている。やっと呼ばれて診察室に入ると、穏やかな感じの男性がちょこんと座っていた。「○○です、どうぞよろしくお願いいたします」と挨拶される。確かに癒し系である。そこから時間をかけての丁寧な問診へ。そして指示に従って、腕やら手やら指を動かす。「神経には問題ないですね、これまでの話を総合しますと、筋緊張性頭痛でまず間違いありません、肩や首の凝りからきているのでしょう、肩はものすごく凝ってますよ」「はぁ、先生、こんなに長く続く頭痛ははじめてでとても心配なのですが」「まず問題ないと思いますが、そこまで心配でしたら簡単にできる検査を受けますか?どうしますか?」簡単に済むのであれば、受けて帰ろうかなと思い、「では、お願いします」と言うと奥の検査室に連れていかれる。そこにはCTの機械がどーんとあった。全然簡単そうじゃないんですけど。「CTですか……」うろたえる私に先生は「これ、あっと言う間に終わるから心配いりません、すぐ済みます」と。

CTはすぐ済んだ。ほんとうにあっという間だった。診察室で一緒に画像を見る。はじめて見た私の脳の断面画像は、ホワイトチョコレート(骨)にコーティングされたガナッシュ(脳)のようだった。「なんの問題もない、きれいな脳です、脳が端々までしっかり入ってますよ」と笑顔(しっかり入っている、というフレーズに若干ひく……)。最初に言われたとおり、左肩と首の筋肉の緊張が頭痛を引き起こしているのだろうと診断される。長時間同じ姿勢でいない、ストレッチをする、などで肩回りの筋肉をリラックスさせることで予防するしかない。「きっと、またこういう頭痛はあると思います、我慢できないときは痛み止めを服用したらいいでしょう」と、頓服を処方してもらう。

今は、頭痛というよりは、ひどい肩こりと首こりに移行した感じ。温めたり、ツボを押すと頭痛は和らぐ。鍼灸院がどんどん近所に増えたので、そういうところはどうだろうか。「あすけん」に食べたものを記入した後にそのままスマホを見続けてしまうことが増えて、それも控えようと思う。

毎年2月は体調が悪くて、活動も抑え気味。早く暖かくならないかな。






















by himarayasugi2 | 2023-02-26 15:16 | 雑感 | Comments(0)
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