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ヒマラヤスギ雑記

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カテゴリ:スポーツなど( 122 )

全豪の錦織選手の試合をみて思い出したこと

すごく意外だとよく言われるのだが、中・高・大と硬式テニス部に所属していた。ガチの体育会である。今のゆるい感じからは想像もつかないともよく言われるのだけど、当時は学生テニス界の底辺のさらに末席(ようするに、常に予選敗退の選手だった)で、一応選手として学生の試合に出場していた。あの時期、関西だけかもしれないけどテニスをやっているもの(主に学生選手)だけで通用する「隠語」みたいなのがあった。

その中のひとつに「しこる」「しこり」というのがある。これは、イントネーションがモロに関西弁なので、関西限定だと思う。「しこり」というのは特定の選手を指す名詞である。特に決め球もなく、速いサービスを打てるわけでもない、ネットプレーが上手というわけでもない、とりたてて武器がなさそうだけど、相手がどんなボールを、どんなコースに打ってきても、必ず粘って、粘って、こけながらでも打ち返して、相手をイライラさせ、ラリーを長引かせて、相手のミスを誘発するという選手のことである。「しこる」というのは、粘る、しつこく返す、という意味で、「しこり」の動詞である。

「しこり」で有名な選手が他の大学にいた。その人は、フォームも汚かったし、体型も中肉中背でずんぐりしていたし、サーブはアンダーサーブみたいな遅いサーブしか打てなかった。けれども、どんなコースに高速サーブが打たれようが、すっごいスマッシュがえぐい角度で打ち込まれようが、とにかく、バレーボールか!というようなレシーブでもって、必ず返すのだ。その返す球も、99%がふわわーんというゆるい中ロブで(でもライン際にもっていく)、相手はイラっとして、今度こそ決めようと打つのだけど、また中ロブで返される。そういうのを何度か繰り返して、相手がネットする、みたいなパターンが多い。

実際、その人はいつもインカレや他の大きな大会(私なんぞ予選敗退するような)でもいいとこまで勝ち進んでいた。スマートですごく強い選手がこの「しこり」に負けるところも何度も見た。私は、その「しこり」の選手のことが怖かったと同時に、ちょっとカッコイイと思っていた。テニスなんて、どんなにナイスボールをナイスコースに打とうが、相手が返してきたら意味がない。相手よりも1回多くボールをネットに越えさせたほうが勝ちなのだ。そういう競技の本質をシンプルにあの人は体現していたと思う。試合が終わったあとのあの人のウエアはいつも汚れていた。それもよく覚えている。

対戦相手について先輩から、「相手は、けっこうしこってくるから、気ぃつけや」とアドバイスされることがあった。私も誰かに「あの子は、しこりやから」って噂されたらいいなとも思っていた。いつしか「しこり」というのは私の中で、「なにがあっても諦めない人」へと美化されていたのだろう。

どうしてこういうことを思い出したのかというと、錦織選手が、全豪で5時間越えの末に逆転勝ちをしたというニュースを見たから。どちらも諦めないなぁ、すごいなぁと。どちらかが「しこり」というわけではないだろうけど(二人とも決め球あるし、サーブだって早いし)、どちらも、こうなったら繋いで、繋いで、チャンスが来るまで焦らずに行こう!みたいな感じで、粘っていたと思う。世界のトップがしこると、こういうすごい試合になるのだという感じ。錦織選手、おめでとう。相手の選手もでもすごい。

先日の『情熱大陸』でも、世界的な脳神経外科医の女性が、女性だからと下に見られていた若かりし屈辱の日々を乗り越えて、今のポジションまで駆け上がったことを訊かれて「とにかく続けること、あきらめないことですね」と答えられていた。私の中ではこの女性医師と錦織選手の全豪の試合と、遠い昔にみた「しこり」の選手がどうにも繋がってしまうのだった。








by himarayasugi2 | 2019-01-22 17:31 | スポーツなど | Comments(0)

全日本フィギュア 女子フリー観戦メモ

昨夜の全日本フィギュアの女子フリーは、見ていてすごく興奮した。やはりスポーツは生放送で見ないと。生で見てこそ値打ちがあると思った。また、副音声にしたら、解説とアナウンサーの声が消えて会場音だけとなり、臨場感があってよかった。以下、あれこれアラフィフのテレビ観戦の感想など。

優勝は坂本選手!3位内には入るだろうと思っていたけれども、まさか優勝するとは思わなかった。嬉しい誤算。点数が出たとき、テレビの前で「うそー!」と声が出た。昨夜の彼女のフリーの演技は坂本選手比で、100%の出来には見えなかったから。彼女もインタビューで答えていたように、やはりジャンプにいつもの流れがなかった。けれども、彼女の滑りで順位が決まるというあの緊迫した場面の最終滑走で、ミスなく手堅くきっちり滑れたことが順位につながったのかなと思う。あの出来であの点数を審判が出すのであれば、それ以前からもっと点数を(というより高い順位?)を出していてもよかったのかなとも思う。でも、まずは優勝おめでとうございます!

紀平選手がSPとフリーの両方できっちり3Aを成功させていたら、坂本選手の優勝はなかっただろうから、優勝できるときに優勝できてよかったと思う。来年はわからんし。だから、今年タイトルが取れてほんとによかった。

全日本が始まる前からマスコミが3A vs 5連覇女王の対決を煽っていて、あたかも他の選手なんて存在しないかのように扱っていた。そんな中で、さらっと坂本選手が金メダルをかっさらっていったのは、ちょっとスッキリした。シナリオクラッシャー坂本、大好き。

宮根の番組なんか、紀平選手優勝ありきであらかじめ番組を作っていたためか、いきなり紀平選手特集で始まった。すぐテレビを消した。宮根のような人には、スポーツにタッチして欲しくないな。率直な気持ちである。

坂本選手の優勝はすごく嬉しいのだけど、同時に三原選手は総合で3位だったと思うけどなーとも思う。三原選手のフリーが、昨日の女子のフリーでは一番よかった。フリーの3位と4位は、もっと点差があってもいいと思う。

この二人以外よりも最も興奮したのは、実はSP10位の細田選手のフリーだった。彼女は23歳と、スケート選手にしたらやや「高齢」なのだけど、SPでは3Aを1本、フリーでは2本成功させたのだ。23歳という年齢で、試合で3本決めるって、すごいこと。というか、この人今回まで名前も、今までどこで何をされていたのかも、寡聞にして存じ上げなかった。

細田選手は、3A以外のジャンプも全て着氷していた。ステップとかスピンはジャンプに比べてやや苦手なのかなって思ったけれども、有力選手がジャンプに苦戦しているなかで、フリーでジャンプを決めたのは素晴らしいと思う。また、点数を見て嬉し泣きをしたのを見て、こちらもやっぱり泣きそうになった。死力を尽くした後に報われると、嬉しいよね。そういう「素」のリアクションは、見ているこちらもエモーショナルにさせる。

そういうわけで、昨夜の全日本フィギュアは見てよかったなぁと思った。

で、唐突にメリークリスマス!
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(ソース:http://coffeestainedcashmere.tumblr.com/post/181350231208/2increativesinstagram)













by himarayasugi2 | 2018-12-24 11:39 | スポーツなど | Comments(0)

全日本フィギュア 女子SP備忘録的な

全日本フィギュアスケート選手権の女子SPをTVで見た。生放送だった。変な煽りVTRも少なくて、快適だった。走り書き程度の感想など。

女子SP
坂本選手のときは、終始お祈りポーズだった。最後のループジャンプが着氷するまでは、生きた心地がしない。ジャンプ全部成功、加点もあった、レベルも全部取れていた。スピードもあるし、高さも、幅もあるジャンプ、もっと加点がついてもよいのでは。SPでは髪をおろしているけど、なんか滑っているときに邪魔になってそうなので、個人的には編み込みにするとかして、頭は小さくまとめて欲しい。衣裳もねー、なんかもっと似合うものがありそう。アメリのときのカーキの衣裳のほうが合いそう。私は坂本選手がこのSPは1位だったと思っている。フリーでもよい演技ができますように。

三原舞選手もよかった。滑らかで切れ目のないスケーティングは、彼女の個性である。樋口選手の空中にぽんっと身体を投げ出すようなジャンプも好き。表情もいいし、あのステップは彼女でないとこなせない。ちょっとジャンプが惜しかったけど、山下選手もよかった。スケーティングもいいし、表情もいいし、あの滑っている感じが、16-17歳ごろの浅田真央選手っぽいなーと思う。マスコミはポスト真央=3A跳べる人に限定しているけど、全体の雰囲気とか、愛らしさとか、スケーティングの感じとか、脚が長い感じとかとかは、山下選手が最もそのころの浅田選手に似ていると思った。

坂本選手のジャンプへの加点は、他の選手との相対評価でもう少し突き抜けていてもいいかもーと思っている。あと演技構成点と技術点がスコアに占める割合は、今は1対1だけど、0.5対1でいいんじゃないか。少なくとも同じ比率ではないと思っている。

荒川さんの解説に、なんとなく偏りを感じていて、信用できない。これは、今に始まったことではなくて、ずーーーーーーっと前からだけど。別の人に解説してもらいたい。

今朝の日経新聞のスポーツ欄では、紀平選手が転倒してSP5位だったことが一番大きな扱いで、写真も転倒写真が一番大きかった。次に大きな記事は、宮原選手がSP1位だったこと。これも小さいけど写真つき。坂本選手がSPが2位だったことは、小さく報道しているけど、技術点が1位だったことは報じていない。写真もないし。なんなのこれ。昨日の女子SPでは、細田選手が3Aを決めているのだけど、日経では一切扱っていなかった。モヤモヤしている。 








by himarayasugi2 | 2018-12-22 10:58 | スポーツなど | Comments(0)

「フィギュアスケート見ました」の記録など

またまた久しぶりのブログになってしまった。日があいてしまう理由の一つに、やらないといけないことがあったり、用事があったりなどなどで、気がついたら書いてない、となるのだ。言い訳はこのへんにして、「フィギュア見ました」の記録など

フィギュアスケート:
グランプリファイナルが終わった。テレビはライブではないし、編集した上に煽りVTRが挟み込まれるので、ほぼ見ない。結果を知って、興味のある動画だけを見るという感じ。

3Aを成功させて、女子の紀平選手が初出場初優勝を飾った。難度の高いジャンプをきっちりきめたら、勝てるという当たり前のことが、やっと現実に起こったという感じだ。3Aをショートとフリーあわせて3本決めた浅田選手が、バンクーバー五輪で優勝できなかったことが、異常なのだとあらためて思う(他の試合だって、辛口評価ばかりだった)。紀平選手の活躍は喜ばしいことである。ただ、それとは別に、浅田選手が当時、なぜ、冷遇(あえて書く)されなくてはいけなかったのだろうとか、どうしても思い出してしまって、胸の奥のほうが、少しヒリっとする。いつまでもこういうことを外野が言うのは、よろしくない。それはわかっている。浅田真央さんは、とっくに前を向いてセカンドキャリアで輝いているのだから。

「誰を越えたか」(「真央越え」などとマスコミは煽るけど)で選手を語ることには、さほど意味がない。選手の最終評価は、引退したときにおのずと定まるものだ。伊藤みどりさんや、浅田真央さんがフィギュアに残したものは、後からどんな選手が出てきても、上書きされることはない。それにこの2人は、特別。

紀平選手は、このまま次の世界選手権でも、ジャンプを決めて優勝して欲しい。ザキトワ選手のスコアと比較してみたのだが、完全に「技術点の差」が勝敗を決していた。これはとても気持ちがいい。紀平選手のSPの衣裳は、もうちょっとシンプルにしたほうがいいかな。

個人的には、坂本選手を応援している。彼女のことは、昨シーズンに初めて知ったんだけど。モダンバレエみたいな振り付けも好きだし、そういう振り付けをしたくなる振り付け師の気持ちも少しわかる。素材が魅力的だから、いろいろ試したくなるのかも。幅、高さのあるジャンプも好きだし、お花が早回しで咲くようなスピンも好き。スケーティングも滑らかで、豪快で、スピードがある。今期、一番好きなフリープログラムかも。SPのときも、髪の毛はまとめたほうが好きかなぁ。彼女は頭が小さいし、魅力をアピールしたほうがいいと思う。彼女の試合結果とスコアに一喜一憂している。

日本人選手以外だったら、ロシアのトゥクタミシェワ選手を応援している。彼女は、大事なときに怪我をしたりして、平坦でない選手人生を今まで送っているけど、必ず這い上がってきている(途中で消えてしまったロシアの女子選手は多い)。プログラムは、いまいち好きでないし、衣裳も過去には謎衣裳(占い師みたいなチュニックとか)もあったけど、一流のジャンパーだと思う。

THE MANZAI
昨日の夜、チラッと見た。インディアンズで大笑いした。面白い。どうしてこんなに面白いのに、M1で決勝にいなかったんだろう。「ミキ」も安定の面白さ。中川家の漫才を見忘れてテレビを消してしまった。

ここ数日:
授業にも出るし、G会にも出るし、飲み会でもはしゃいでいた。夫のバンドのライブにも久々に行った。G会の飲み会周辺の話とか、別記事で書くほどでもないけど、後日に書けたら書いておこう。 








by himarayasugi2 | 2018-12-10 12:48 | スポーツなど | Comments(0)

※あくまで個人の感想です。  フィギュアスケート

今シーズン、はじめてフィギュアスケートをテレビの画面で観た。番組を最初から最後まで全部視聴するというようなことはなく、結果をある程度知った上で関心のあるものだけをちょこちょこっと観る感じである。それから、今シーズンに4年ぶりに競技に復帰した高橋大輔選手のフリーは、ネットで観た。


以下、あれこれ感想。


※あくまで個人の感想です。


坂本選手は、ヘルシンキのグランプリシリーズでショートを失敗して7位スタートとなり、フリーで挽回して3位に滑り込み表彰台に乗った。そのフリーをテレビで観たのだが、とてもスピードがある。あっというまにリンクの端から端へと移動する。ジャンプも高くて幅が広くて、豪快。体が強いことがわかる。背中もしっかりしているし、脚も丈夫で、この脚だからこそあのスピードと高さなのだと納得できる。昨季に比べてぐっと表現がついたと思う。振り付けから唐突感が消え、演技全体が流れるように滑らかになった。プログラムも素敵だ。疾走感があって、内側から生命力があふれ出るよう。他の女子選手を見ると、いかに坂本選手が早く、高く、豪快かというのがよくわかる。坂本選手の演技ばかりネットで観ていたせいか、他の女子選手を見ると、スローに見えるのだ。


坂本選手は、女子フィギュアでよくみる「バレリーナ的」な感じはしない。あまり「舞踊」という感じがしない。絵画にたとえたら、浅田真央さんの現役時代がルネサンス絵画の聖母子像(フィリッポ・リッピとかラファエッロとかとかによる作品)のマリア様や天使のようなイメージなら、坂本選手は、クレーとかロスコとか、オットー・ネーベルとかの絵画のイメージ(※あくまで個人の感想です)。絵画に例えられない選手の方が多いと思うから、こういう風にイメージできるくらい坂本選手の演技中のビジュアルは、私にとっては印象的で際立っているのだ。スケートアメリカでは2位で、今回は3位だったから、グランプリファイナルは他の選手の結果待ちだけど、なんとかして残って欲しいと思う。それより世界選手権に出て欲しい。


彼女のフリーの振り付けを担当したのは、フランス人の振付師、リショーさんである。テレビで、海辺に暮らす孤独な女の子をイメージして振り付けたと答えていた。明るくて、朗らかな女子高生の坂本選手の別の一面、彼女自身も気がついていない一面を、彼は発掘して、このような素敵な振り付けで表現したのだろう。昨シーズンの『月光』の振り付けにも共通しているのだが、プログラムと曲想の静かで少し哀しい感じと、抜群のフィジカルの組み合わせがとてもいい。


高橋選手のフリーもリショーさんが振り付けたそう。ものすごくカッコイイ振り付け。出だしのところのマイムもいいし、ステップもいい。ブランクもあって後半はジャンプの着地に乱れが散見されたし、スピードもやや減速気味だったけど、素晴らしいプログラムだった。私が振付師でも、やっぱり自分の振り付けを高橋選手のような人に演じて欲しいと思うだろう。


※あくまで個人の感想です。


ザキトワ選手のフリー、あまり振り付けがよいとは思わない。脚が伸び切っていないような、膝がぼこっと出ているような感じが終始気になった。ジャンプも滑りも坂本選手のほうが良いと思ってみていた。なんでこれにここまで点が出るのだろう。同じことが、男子の優勝者にも言えるけど。あのプログラムの良さがよくわからない。ジャンプの着地の乱れが目立ったのに、点数は高い。


ここのところ忙しかったけど、ちょっと落ち着いたので、久しぶりにブログを書いた。浅田真央さんが引退したらもうスケートは見ないと思っていたけど、また以前ほどではないけど気にするようになった。全日本選手権が今からすっごく楽しみ。


コートが欲しいよ。


by himarayasugi2 | 2018-11-05 21:52 | スポーツなど | Comments(0)

印象操作?

テレビを見ていて、「もしかしてこれは印象操作をされている?」と感じることがあった。

昨夜(8月30日)の『ニュースステーション』の冒頭で、体操の宮川選手が強化部長の塚原千恵子にパワハラを受けたと訴えた件が取り上げられた。その際に、テレビ朝日のスポーツコメンテーターという宮嶋泰子が、塚原千恵子に独占インタビューをして、その様子が放映された。VTR後に、インタビュー内容について宮嶋泰子が解説をしたのだが、その一連が、パワハラは宮川選手の勘違いだと視聴者をあからさまに誘導しようしたものだった。私は宮川選手の訴えが正しいか正しくないかが精査される前に、はじめから塚原千恵子を擁護する宮嶋泰子の態度に不信感を抱いた。

明らかに宮嶋泰子と塚原千恵子は旧知の仲だと考えられる。そうでないと、独占インタビューが許可されるわけがない。宮嶋泰子は、「塚原さんは、本当に選手のことを考えている人だ、18歳の少女が、71歳の女性と話すだけでも緊張するから、宮川選手は過剰反応したのではないか、彼女のコーチの暴力の方が問題なのに」ということを言い続けていたように見えた。宮嶋泰子は自身が中立であるように見せようと努力していたが、彼女は感情的で、興奮していて、中立ではなく塚原側の人間であることは、明らかだった。報道番組や新聞が、完全に客観的で中立であるとは考えてはいないが、真相がまだわからないのに、ここまであからさまに偏っている様子を生放送で見たことは、新鮮だった。また、踏み込んで言わせてもらえば、こういう人こそパワハラをやってそうだなと感じさせる言動だった。

このパワハラ問題については、真相は明らかになっていないし、なんとも言えない。でも、宮川選手はかなり覚悟を決めているなと思ったし、本気で自分のコーチを守ろうとしている姿には嘘がない。宮嶋泰子の解釈が、完全に間違いだとも思わない。ただ、報道する側が、真相がわかる前に中立性を欠いた態度で語りすぎだと思った。

小川アナウンサーだけが、宮嶋泰子のコメントに対して同意していないようで、険しい表情をちらっと見せていた。この人は、まともだと思った。










by himarayasugi2 | 2018-08-31 21:40 | スポーツなど

ここ数日のスポーツに関する雑感

サッカー日本代表が、決勝トーナメント進出を決めた。とはいっても、グループリーグ最終戦であるポーランド戦は0‐1で負けた。最後は、反則数がセネガルより少ないことで、グループリーグを2位で通過したのだ。私は、家事をしながらほとんど見ていなかったけれど、テレビにかじりついていた夫が実況してくれていて、状況は理解できているつもり。

最後の10分は、無理に得点を狙って反則を取られないように、相手にゴールされないように、ひたすら日本チームはパス回しをしていたらしい。同時にやっていたコロンビアvsセネガル戦の戦況をチェックしながら、だという。それが国内外で「日本はつまらない試合をやった」とかで、ブーイング、バッシングを浴びたというのは、報道の通り。

でも、もし、ポーランド戦で、日本が今まで通り攻撃的にゴールを狙いにいって(引き分けたら決勝進出)、途中、1個でも反則を取られたりして、で、得点もできなくて、結果グループリーグ敗退となったら、何を言われていたかわからない。監督は厳しく非難されたと思う。「現状維持していたら、決勝に行けたのに!」みたいなことを言う人は必ず出て来る。また、ああやって10分ほどパス回しをやっている間にだって、何かの拍子でポーランドが追加点を入れる可能性だってあった。セネガルがコロンビアと引き分け以上に持ち込む可能性もあった。そのどちらかが起こって日本が決勝に進めなかったら、「ちゃんと戦っていたらよかったんだ」と非難する人だって出て来るだろう。パスを回しで時間を稼ぐ戦術は、リスクもあったし、監督がどこでその戦術に切り替えるかを決断するタイミングも難しかったと思う。最悪の場合の批判は、全部一人で負うつもりで、監督が決断したのではないだろうか。腹を決めたのだと思う。

非難している人たちは、もし自分が監督の立場だったら、どうしたというのだろう。反則数が順位に影響することは、ルールで決められているのだ。前に五輪で見たバドミントンの無気力試合とは違う。リーグ戦というのは、それまでの戦績を総合的に評価して順位をつけるものだから。とはいっても、監督、選手の顔は複雑そうだった。決勝で、思う存分闘って、ぱーっとして欲しい。

決勝ではいきなり優勝候補のベルギーとあたる。おっとベルギーかぁ、っていう感じだけど、勝ちが約束されているものはいないのだから。いいサッカーを見せつけて欲しい。


つぶやき:サッカー、ほとんど詳しくない私は、一番好きな選手は、ずーっと宮本恒靖だった。宮本さんが選手だったときで時計がとまっていたのだ。このたび、やっとそれが現役選手の吉田麻也選手に更新!吉田選手、野武士みたいでワイルドでかっこいい。海外勢と競っても負けないフィジカルもいいわー♡ がんばれー(黄色い声)


日大アメフト:
すっかりワールドカップ報道の影に隠れていたけど、日大が雇った人で構成されている第三者委員会でも、内田・井上両氏の指示で反則プレーが行われたという結論が出た。学連の調査と同じ結果でよかった。第三者委員会がとったアンケートでは、120人の部員全員が内田監督らの指示だと答えたことが判明したらしい。また、アメフト部員に口止めの圧力を日大職員らも行っていたこと、内田・井上両氏には反省の様子が見られないこと、などなども明らかになった。日大はこの結果をどう受け止めたのだろうか。

指示されて反則プレーを行った日大の選手が、勇気を出して自分の言葉で、たった一人で記者会見をしたことで、結果的にいろいろなことが明らかになったし、状況が変わったのだと思う。彼の勇気がなかったら、彼だけが悪者になって、また陰でこういう反則戦術が繰り返されていたかもしれない。









by himarayasugi2 | 2018-06-30 10:31 | スポーツなど | Comments(0)

半端ない、99.6

担当美容師から最近サッカーについてレクチャーを受けることが多く、どのスポーツでもあるのだろうけど、サッカーも「大人の事情」みたいなのがあるというのはなんとなくわかった。美容師によると、監督が間際にクビになったりするのも、その大人の事情の余波だとか。「今回のワールドカップは、日本はすぐ負けるって言われているんですわ」とも。

それがどうだ。コロンビアに勝ったじゃん。きっと美容師もびっくりしていることだろう。

決勝のゴールを決めた大迫選手は、高校のときからその才能は際立っていたそう。当時大迫選手がプレーをする高校と対戦して負けた高校(兵庫県の滝川第二高校)のキャプテンの敗戦後のロッカールームでの動画が面白いんだと夫が教えてくれる。

大迫選手のあまりの上手さに「大迫半端ない」とロッカールームで絶叫し、「どうやったら大迫を止めることができるのか」とか、一見悔しがっているようで、実は大迫選手をリスペクトしまくっているという動画である。滝川第二のサッカー部の監督までも「大迫選手は、日本代表に入るんじゃないか」と言い、「俺、握手してもらった♡」「(大迫選手のいる)鹿児島城西を応援しよか」(試合はトーナメント制)と勝者を讃えるのだった。

この「大迫半端ない」というフレーズが、以来有名になっているそう。ワールドカップで決勝ゴールを決めた大迫選手は、もちろん「半端ない」のだが、私はこの滝川第二高校のキャプテン、チームメート、監督の雰囲気がめちゃくちゃ好き。グッドルーザーの見本というか。負けをぐちぐち引きずらなくて、素直に勝者を讃えられるっていい。キャプテンが敗戦で暗くなっているチームをぱっと笑わせている。

試合が終わって泣けるっていうのが羨ましい。一生懸命やったからこそ涙が出るわけで。そこまで打ち込めるものがある時間のなんと贅沢なこと。負けても爽やかに、爽やかに勝者を讃えるっていう。サッカーを一生懸命やっている高校三年生だけがもっている爽やかさだと思った。コロンビア戦での大迫選手のゴールを見て、当時のキャプテンは、嬉しかっただろうな。青春や~♪

有名すぎて今さらって感じだけど、
https://www.youtube.com/watch?v=pZ2UIYRK5I4

地味に応援している:
たまたまアルゼンチンとアイスランドの試合のダイジェスト(もしかしたら生中継だっけ?)を見て、アイスランドが強豪アルゼンチンと引き分けたことに感動する。アイスランド、初出場らしい。行ける!このままグループリーグを勝ち抜くんだ。

で、今日の日経新聞で見つけた記事にまたしても感動する。

以下、引用
アイスランド・サッカー協会は18日、アルゼンチンと1-1で引き分けた初戦のテレビ視聴率が99.6%だったと同協会の公式ツイッターで発表した。初出場ながら優勝候補のアルゼンチンと互角に渡り合い、人口約33万人の小国が熱狂に包まれたことを物語った。

99.6%ってすごい。なんの数字かよくわからず。逆に0.4%の見ていない人は、何していたんだろう。もしかしたら、友達の家に集まって観戦していたから、何軒かの家のテレビがついていなかっただけかもしれない。それに全国民で33万人というのもびっくりである。国民のサッカー濃度がものすごく高いのかも。日本や他の国と比べて分母が小さすぎである。アイスランド、次も勝って欲しいな。








by himarayasugi2 | 2018-06-20 20:43 | スポーツなど | Comments(0)

日替わり会見ウィークだった。

今週は、日替わりで会見があった。どのチャンネルでも、どの時間帯でもほぼ日大のアメフトの話題を扱っていた。識者、芸人、タレント、記者、弁護士、元検察官、街の人、大学教授、スポーツライター、俳優などなどありとあらゆる人がコメントをしていた。今回の事件は、古い体育会気質が根元にある、みたいな指摘をちらほら目にする。昭和の頃の大学の体育会に一瞬だけ所属していた経験から、体育会のある種の極端さみたいなのは、なんとなくわかる。私がいた部は、他の強豪校とか、男子の体育会に比べたら、比べ物にならないような緩いものだけど、年次が上のものには、絶対に逆らえないという原則は、女子大だろうがなんだろうが、体育会全体に共通するものだった。上のものとは議論をすること自体、ありえない感じだった。だから、今回の事件のひとつの原因に「上には絶対服従(破れば厳罰)」ルールがあるとする指摘には、同意する(*1)。アメフトの名門である日大では、想像以上に厳格なルール順守が求められているのだと思う。

だから、よけいに反則をした当該選手のあの記者会見には驚いた。勇気があると思った。
腹をくくったのだなと思った。

この事件、さらなる展開があるのだろうけど、事実が明らかになり、それに基づいたフェアな処分が下りますように。当該選手の勇気がなんらかの形で報われますように。


最近、ものすごく美しい鳥の声が庭や近所で聞こえる。Tおばさんが、あれはイソヒヨドリの鳴き声だと教えてくれた。先日も散歩途中でおしゃべりしたKさんもおっしゃっていた。イソヒヨドリの声を聞くと、まるでイギリスの田舎にいるような気分になるのだ。


*1)とはいっても、上がまともな人であれば、このような反則プレーは起こらなかったわけなので、あくまでも原因の一つくらいでとらえるべきだと思う。一番の原因は、推して知るべし。 









by himarayasugi2 | 2018-05-26 13:02 | スポーツなど | Comments(0)

見ても見なくてもいいらしい会見の一部を見た。

日大のアメフト部の内田前監督と井上コーチの会見の一部を見た。見ても見なくてもいい会見らしいけど。

深く反省し、謝罪し、真摯な態度だった日大アメフト選手の会見を受けての緊急会見だったから、てっきり真実を話し、謝罪する会見だとばかり思っていた。ところが、実際の会見は言い訳に終始していた。この会見の模様をご覧になっていた人は、同じように感じると思うけど、率直にいって、やらないほうがマシだった会見かもしれない。なんかもう、グダグダだった。

前監督とコーチは、反則をしろ、怪我をさせろという主旨の指示ではなく、思いっきりやれという意味だったと、繰り返す。ようするに、最初に関学に提出した回答書の「指示する側と受け取る選手の間に乖離があった」をそのまま出してきたわけ。これは、当該選手には言葉を読み取る能力が欠如していたと暗に批判しているようにもとれる。

「QBを潰せ」という指示は、他大学アメフト部でも使う言葉(ジャーゴンというかそういうもの?)で、本来意味するところは「思いっきりやれ」的なことらしい。おそらく当該選手も今まで何度かそういう言葉を試合前に耳にしてきただろう。今回がはじめてではないはずだ。でも、同じ指示を受けたにもかかわらず結果として意図的にラフプレーを行い相手に怪我をさせた。それはなぜか。

やはり指示(言葉)というのは、受ける相手がどのように受け取ったかが全てだと思う。さらに言うと、受け取る相手がいてこそはじめて指示として成り立つ。指示する側がどのようなつもりでいったかが問題ではなく、受けた側がどのように指示内容を理解し、そしてどのような結果をもたらしたかが、遡ってその指示の本当の意味となる。当該選手が、今までも耳にしていたであろう「潰せ」の指示を、今回に限って「怪我をさせろ」と理解したのは、その指示に至るまでの背景、文脈が今までとは異なっていたからだ。

はっきりと「殺せ」という単語を使わなくても、よくドラマとかで「どういう意味かわかるな」とか「あいつがいないといいかもな」的なことを、黒幕がほのめかして手下に実行させるという場面があるけれども、そういうのをちょっと思い出してしまう。そこまででないにしても、指示した側は、この「潰せ」指示を、当該選手がどう解釈してもかまわないとすら思っていたのかなと思う。推測であるが。

あくまで個人的にいだいた印象だけど、当該選手の会見では、彼が認識している真実を包み隠さず話してくれていたと思う。一方、前監督とコーチらは、彼らが認識している真実をそのまま語っていないと感じた。井上コーチは、なんどか言葉に詰まっていたし、ここは嘘なんじゃないかなと感じる瞬間もあった。なんだかとても迷っているように見えた。

びっくりしたこと:
当該選手の会見のあとに日大広報が出したコメントがひどいと思ったのだけど、昨日の会見を仕切っていた人が、広報部の人だったと知って、納得した。大学の重要な公式の会見の司会をできる人が、ああいう人しかいないのなら、広報部のひどいコメントも仕方がないかも。つらかったかもしれないけれども、当該選手は1人で会見をしてよかったかもしれない。あの広報の仕切りで会見をしなくてよかった。昨日の会見を見ている限り、日大は学生を守る気は1ミリもない大学なんだなと感じた。

昨日の日大広報の司会者の振る舞いや、キレ気味の発言(「見ても見なくてもいい」「(日大ブランドは)落ちません」)で、イメージがかなり悪くなったのでは。広報の本来やるべきことと反対の方向に向かった会見だった。同じような質問が重なったとしても、言い方があると思う。 












by himarayasugi2 | 2018-05-24 10:03 | スポーツなど