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ヒマラヤスギ雑記

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カテゴリ:犬( 324 )

八ヶ岳2019 4 やや道に迷ったときの話

*やや長文です。


とっくにGWは終わっているので、早く八ヶ岳旅行記を終わらせて日常に戻らなくては。

毎年八ヶ岳に行くたびに一つか二つは新しいお店に行ってみるようにしている。車で走っていると、よくお店の看板が道沿いに立てかけられていて、矢印とともに店名とちょっとした宣伝などが書き添えられている。この看板はなかなかあなどれなくて、シフォンの美味しい「月のひるね」も看板を偶然見かけて行って見つけた。チーリンは今は立派な看板が道沿いにあるけれども、開店したての頃は赤いバケツかブリキ缶みたいなのが曲がり角に目印として置いてあるだけだった。まさに知る人ぞ知るお店だったのだ。そういうこともあって手作り風の立て看板から素敵なお店を発掘するのが結構楽しみだったりする。


メジャーな道路を走っていたとき、気になる看板があった。「左折して真っ直ぐって書いてあるから、一度行ってみない?」と夫に言ってとりあえず看板が誘導する方向へ曲がり細い道に入っていった。入ってすぐは個人の別荘と地元の人の邸宅が混在しているエリアで、梨木香歩の『西の魔女が死んだ』の世界観を可視化したような素敵な家々が連なっていた。人気のチーリンもこういうエリアの一画にある。お洒落なギャラリーだったり、パン屋だったり、カフェだったりをされている素敵なお庭の邸宅も多く、思わず車を停めて入りたくなる。でも、このときは最初に見かけた看板の場所に行くことにしていたので、とりあえず誘惑を振り切って看板の指す方向へとひたすら真っ直ぐ車を走らせた。


しかし、かなり走ったところでも、全くそれらしい建物は見当たらなくて、不安になり始めたそのとき、またその店の看板が現れた。今度は違う方向へ直進せよとある。とりあえず車を走らせる。ただ最初に興奮したような素敵なギャラリーやカフェがあった場所からは離れ、別荘も民家も少なく、ただ木々が茂っているだけのやや寂しい場所に私たちはいた。空気がなにか違う感じがした。うっそうとした森がちょっと怖い感じになってきたところで、なにかの営業施設が視界に入った。ここかと車を停めて看板を確認するも、違う。道を間違ったのか。


そうすると一人の女性が建物から出てきた。「何か御用ですか」と訊ねられる。その声には全く抑揚がない。その女性、アラフィフくらいの年齢で、長い髪を無造作にたらし、静かで目力の強い女性だった。無表情だった。シュール。


「〇〇に行こうとしています」と答えたら、この先だと教えてくれた。女性が指した方向は、車が絶対に行きかえない細い道で、舗装されていなかった。木々の影でその先に何があるのかも全く見えないし、道の両脇に民家も施設もなにもありそうになかった。ただ森なだけ。


普通、ここまで走って何もなかったら諦めて引き返しそうなもの。Uターンして抜け出てもよかったけれども、ぐるっと1周回って帰ればいいかと思っていた。そのとき夫はその女性をちょっと怖いと思ったようで、早くこの場から離れたいと思っていたとあとで話してくれた。なので、女性が指さす方向へと車を走らせたのだ。


がたがたの舗装されていない砂利道をしばらく走ると、なにか営業施設らしいものが左手に見えた。近づくにつれそれが「ほとんど廃墟」であることがわかる。ガーデンチェアは薄汚れてひっくりかえっているし、広場か庭みたいな場所は、しばらく誰も立ち入っていなかったようで、雑草が生い茂っていた。私たちが行こうとしていたのはどうやらここらしい。呆然とする夫と私。「どうしよう?引き返す?」と夫に言うと「あの女の人がいる場所に戻りたくないから、まっすぐいって別の道から帰ろう」と言う。Uターンするならこの広場しかない。この先に道があるのかどうか、全くその場所からだと肉眼で確認できないので、とりあえず夫とケンには車で待っていてもらって、私が歩いて砂利道の先に何があるのか、車が通れるのか確かめることにした。


携帯を握りしめて一人で誰もいない何も見えない砂利道を歩くのは怖かった。かなり歩いてやっと幅の広い道路に出る。ここまで降りてから最初に走っていたメジャーな道路に出られそうだった。それにしても、ぽつんぽつんと別荘みたいなのはあるけれども、人の気配というか生活の気配が全くない。道もちょっと荒れているし。昼間でもやや怖い感じ。車に戻ろうと来た砂利道を戻り始めたら、猛スピードで郵便の車が砂利道を駆け抜けていった。なんでこんなにスピードを出す必要があるのか。


無事に車に戻り、下まで行けば広い道に出ることを夫に伝える。夫はほっとしていた。「さっき、郵便の車が降りていったやろ」「うん」「なんか異様な感じやったわ、猛スピードでこの砂利道を下りていって、それすら怖かった」「ああ、うん、下も道は広いけど周りはなんか怖いねん」


道を教えてくれた女性は、この店が既に営業を取りやめていたことを教えなかったのだが、それすら何か意味があるのかと勘ぐってしまう。昨日今日に閉店したという感じではなくて、閉店は随分前だろうに。この女性もそうなんだけど、猛スピードで砂利道を飛ばしていった郵便の赤い車も、なんか非現実的な感じだった。デビッド・リンチが昔制作したテレビドラマに『ツインピークス』というのがあるのだけど、そのドラマみたいな。まるで夫と私とケンが一瞬、パラレルワールドに入り込んでしまったような、そんな数十分だった。


もう一刻も早くここを抜け出たいとなり、必死で最初に走っていたメジャーな道へと戻ろうとする。その際にこの人の気配がゼロのエリアを通り抜けたのだけど、あきらかにここは「気」が悪い。夫も全く同じことを感じていたようで、無事に山荘に戻ってから「あそこ、気持ち悪かったなぁ、大昔に行った池の周りと似ていたわ」とポツリ。


「気」の悪い場所には突然遭遇する。見えない境界線があって、そこを越えてしまうと簡単にそういうエリアに入ってしまう。暫く忘れていた場所の「気」に対するアンテナが急に機能した感じ。なんか気持ち悪いなと感じたら、やっぱりすぐに離れた方がいいなと再確認したのだった。



番外編:

八ヶ岳滞在中、甲斐小泉駅近くのアシアナのテラスでランチをしたとき、環水平アークという現象が見れた。珍しい現象らしい。山荘で妹に虹が横になって出てたと話したら、それが環水平アークであることを教えてもらった次第。八ヶ岳、楽しかった。ケンが旅行が平気なうちに色々一緒に行きたいな。


神戸に帰る日、朝高速に乗ったら妹(5月7日まで山荘滞在)からラインが入った。こういう写真が送られてきた。

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キャプションは「置き去り」

ケンのおもちゃをいくつか持っていったのだけど、ひとつ忘れてきてしまった。写真は、私たちが山荘を出てからリビングに置き去りになったクマちゃんを妹が撮影したもの。クマちゃん、ちょっと寂しそうに見える。母が夏からずっと八ヶ岳に行くので、母に連れて帰ってもらおう。


長きにわたってダラダラ書いていた八ヶ岳旅行記はこれで一応終わり。










by himarayasugi2 | 2019-05-07 19:28 | | Comments(4)

八ヶ岳2019 3 柴犬とその友達

今回の八ヶ岳滞在は、今までで一番寒く、雨や雪にもよく降られたためケンと同じ場所を長時間歩いた日が少なかった。ケンの前に人間が風邪ひきそうなくらいの寒さだったので。高原ロッジ裏手の原っぱには行ったけど、寒さと雨で早めに切り上げてしまったり、今回は音楽堂には行かなかったりとちょっともったいなかったけど。そんな中、外歩き中のケン。
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(寒い日の美鈴池を歩くケンの後姿。)
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「なにしてるの?」
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(晴れた日。開拓記念の碑で八ヶ岳をバックに。)
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(清泉寮にて。とても気持ちのいい天気だった。ケンも嬉しそう。)
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(お天気のいい朝の美鈴池にて。すごい寒かったけど気持ちよかった。夫がケンを抱っこして八ヶ岳をバックに写真を撮ってくれというので何枚か撮った。これは、ケンが抱っこが嫌で、もう「降りたい!」とぐずったときの写真。)
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「キリッ」
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(張り切っているケンの後姿。美鈴池から山荘へ戻るときだったと思う。)
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「なに撮ってるの?」
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(これは帰る途中に立ち寄った駒ケ岳SAのドッグランのケン)
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(車中のケン。走行時にはドライビングボックスでくつろいでいる。ケンは我が家に来たときから車には慣れていた。このドライビングボックスにも、ぴょんと自分から飛び乗ってくれる。)
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(山荘でのケン。私が本を読んでいたりすると構って欲しくて鼻でツンツンしてくる。甘えん坊。)
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(山荘でくつろぐケン。)

他のワンコともやや交流があった。

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(工房月の手の美犬「くう」ちゃんとも挨拶はできた。途中で大きな「くう」ちゃんにびびってたけど。「くう」ちゃんは犬が大好きで優しい子だった。また会おうね。)
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(焼き菓子を買う菓子工房マロンの看板犬のダイちゃん6歳。ダイちゃんはほんとに男の子って感じで、ケンを見ると「遊ぼうよ」と近づいてくる)
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(ダイちゃんの迫力に腰がひけているケン「僕は今日は遊びません」)
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(「なんだよー、遊ばないのかー」と言ったかどうかは知らんけど、ケンに遊んでもらえなくてつまらないダイちゃん)
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「ダイちゃん、私と遊ぼう」と私はダイちゃんにすり寄って、撫でまくると、
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「わーい、おばちゃん遊ぼう」と言ったかどうかは知らんけど、ダイちゃんは体を擦り付けて甘えてくれた。嬉しい!
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(この子は、ホワイトシェパードのココちゃん。元保護犬だそう。私一人で店内を覗いたらお店の方が、人に慣れさせたいからよかったらココを撫でて欲しいと言われて奥からココちゃんを連れてきたのだ。ココちゃんはまだ人見知りをする怖がりのところがあるとか。でも、出て来たらこんな笑顔で、撫でさせてくれる。急にUターンして家の中に戻ってしまったから、お店の人と「やっぱり怖いのかしら」と話していたら、奥からココちゃんのお気に入りのボールを持ってきてくれて、「これで遊ぼう!」と誘ってくれたのだ。ココちゃんは楽しくなって敷地内をボールを咥えて走り出した!さすがシェパードだけに大きくて大迫力なのだ)
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(走るココちゃん)

このお店(フクロウのカフェとギャラリー)の人によると、敷地内の木のウロ(木の幹のふくらんだところ)の中に野生のフクロウが今ヒナを育てている。話しているところから20メートルくらい離れた木なのだけど、その木に近づいたら危ないという。父親が近くで見張っていて一定以上ヒナのいる巣に近づくと人なら首の頸動脈を狙ってクチバシで攻撃しかけてくるのだ。地元の野生のフクロウの保護観察をしている団体の人でも必ず2人一組で、ヘルメットに傘をさしてからでないと近づかない。保護対象のフクロウがヒナを育てている木の幹にはぐるっとトタン板が巻かれているのだが、そのトタン板は「ハクビシン」避けが目的である。ハクビシンはヒナを狙ってくるのだ。

ドッグカフェにも行った。そのときは柴犬の飼い主さんのオフ会的なものも開かれていて、柴犬率が高かった。
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(ドッグカフェでのケン。ここでケンには暖かいヤギミルクと玄米とシャケのリゾットを注文した。フルールというドッグカフェは美味しくてゆったりしていてケンも飼い主も気に入っている。)

ドッグカフェで出会ったワンコたち
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(甘えん坊のブルドッグ。すっごく大きいのだけど、ほんとに甘えん坊で、愛らしい。こんなにブルドッグがおっとりしているとは知らなかった。写真を撮っていたら、「なにしてるの?」と突進してきて甘えてくれた。)
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(サンルームで集まられていた柴犬オフ会のみなさん。)
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(若い柴犬のパワーにやや腰が引き気味のケン。ドッグランでは私がついてリードをつけたまま小走りしたりする。この広いドッグランがあるからこのドッグカフェは人気なのだ。)
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(多分萌木の村で出会った黒柴ちゃん。若い。)

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(清泉寮に行ったら牛がいた。ケンを見ると向こうから寄ってきた。やっぱりケンは大きい動物は怖いみたい。)
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「怖い、あっちに行く」
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(お水を飲んでいた子)

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(ついでにあげておこう。スコーゲンの近くにある器のセレクトショップのグレースの敷地の素敵な場所。これが日常って素敵だ)

清泉寮には沢山犬連れの人がいた。天気もいいし、開放的だし、空気もおいしいし。ソフトクリームも美味しいし。最高である。ケンはもう推定13歳になったけど、真夏を外せば車での移動はまだ大丈夫なので、無理をさせずにまた連れていきたいな。今度こそずっとお天気がよくて寒くないときに。

多分、次で八ヶ岳の日記は終わる予定。よかったら。














by himarayasugi2 | 2019-05-05 11:05 | | Comments(0)

八ヶ岳2019 2 食べたり買ったり

寒い、寒いといいつつももったいないので、沢山着込んで出かけていた。今回は特に、八ヶ岳で出会った人とコミュニケーションをとった時間が長かったと思う。


チーリンでいつもの中華がゆを食べにいった日はとてもとても寒く、犬連れテラス席での食事は半ば修行のようなものだった。その美味しさであっという間に人気店になったチーリンは、この日も店内は満席だった。私たちが食事をしたテラス席はその日は零度から23度くらいの気温だったと思う。犬連れでないと誰もテラスでこんな寒い日に食事をしないよねと話していたら、後からご夫婦がテラス席に座られた。店内が満席だったけど美味しい中華がゆをどうしても食べたくて、ということだった。かっこいいスポーツカーに乗った初老の素敵な紳士に美しいマダムは、都内の方で小淵沢の別荘オーナーだった。


「寒いですよね」と双方自虐的に笑いながらも、「お粥を食べて温まりましょう」と声を掛け合いテラス席同士楽しくおしゃべりをしながら食事をした。ご夫婦は、1500円前後で美味しいランチを八ヶ岳に来たら探すそうで、「ここまできて、パスタとかピザはいいのよ、ここでしかいただけない美味しいものが食べたくて」とマダム。チーリンはそういうご夫婦も大好きなお店なのだ。

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チーリンのランチは、本格的な茶器に入った中国茶、自家製ザーサイ、ピクルス、自家製点心、海老と貝柱がたっぷり入ったお粥(美味)、デザート(この日は黒ゴマの自家製アイス)で1500円である。この日はいつもよりもお粥に海老が多く入っていたような気がする。気のせいか?ここはいつ行っても安定の美味しさ。


チーリンで出会った素敵なご夫婦に教えていただいたお店に、お天気がよくて暖かい日にランチを食べに行った。平山郁夫美術館のすぐ近くにあって、「ワンプレートランチがリーズナブルで美味しいわよ」とのこと。

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「あしはな」と読むのかな?店内は予約ができる。テラスは空いてたらOKなので、犬連れは電話をして空いているかを確認してすぐ行くのがいいかも。
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このお店は昼はトルコ料理で夜はフランス料理だそう。トルコ料理、めちゃくちゃ美味しかった。本格的で味付けが繊細で、写真では伝わらないかもしれないけど、ここのケバブは今まで食べた中で一番美味しい。柔らかくて、風味豊かで、塩辛くなくて、とにかく美味しい。食後にハーブティーを頼んだのだけど、なんとフレッシュハーブのハーブティーだった。とてもとても美味しい。ここは「八ヶ岳に行ったら絶対に行きたいお店リスト」に入った。超おすすめ。

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(どれもこれも全部美味しい。トルコ国旗が刺さっているのは、サバのハンバーガーで、サバもパンも美味しい。豆料理も美味しいし、アヒージョみたいなのも熱々で美味しい。ケバブは最高に美味しい。)
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(テラス席。お天気がよくて暖かくてよかった。お店は大きくてきれいで、まだ新しいみたい。)


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(僕のおやつは?とやや不満顔のケン)


到着した日のランチはここ数年、小淵沢のマジョラムでピザランチである。なんとなく決まっている。

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その他の食

おやつに「月のひるね」でシフォンと「マロン」で焼き菓子、山荘での食事の食材は「ひまわり市場」で調達。おみやげは、「トリハタ」でジャム、「萌木の村」でお菓子、新しくできた「ともにこの森」の中の「清里ジャム」も買ってみた。「ともにこの森」はこじんまりしているけど、センスのいいお店ばかりでいい感じ。「清里ジャム」のカフェもいいなと思う。テラス席があったのかチェックしてないけど。


買物しながら

ギャラリーでちょこちょこと買い物をした。「工房月の手」は、陶芸家のご主人とガラス作家の奥様で運営されている。ご自宅に併設されたアトリエショップへ。他の器のセレクトショップの方に聞いたのだけど、「工房月の手」の作品にはファンが多く、私たちがうかがった日も駐車場は満車だった。とりあえずケンと夫を車に戻して私だけ入る。アトリエショップの中はお客様でいっぱいで、私は先のお客様の応対が全て終わってから、声をかけて見せて欲しいものを出していただく。昨年も小さなオブジェを購入したのだが、また小さなオブジェをあれこれ見て、ご主人の作品もあれこれみて、お二人にいろいろ説明してもらって、オブジェと器を購入した。なんかすっごい満足感。

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(「工房月の手」の看板犬のくうちゃん。美しい犬。穏やかで優しい犬だった。)

ケンもくうちゃんに会わせてもらった。くうちゃんが大きくてケンは途中で怖くなって「きゃん」と泣いてしまったけど。かなり近くで挨拶はできた。


その後、昨年は閉まっていて入れなかったスコーゲンというすっごい素敵なお店へ行く。ここは、北欧のヴィンテージ家具、器、オブジェ、テキスタイルを扱うお店で、広大な敷地の一軒家がまるごとお店なのだ。北欧家具を扱うお店は関西にもあるけど、規模が違う。センス抜群で、ヴィンテージの椅子の座面の張り替えた布もとてもエレガントな柄でうっとりする。「ほっこり要素」は完全にゼロで、ハイセンスで入店もややびびってしまう。ドアをあけるとオサレなお店の方が出てこられて「はじめてですか」と言われる。はじめてだと言うと、店内の案内をざっとしてくださる。靴をぬいで店内に入る。部屋ごとにゆるくテーマを決めて商品がディスプレーされていて、そのまま生活できそう。暖炉の部屋もあった。うーん、素敵だ。そこで壁にかかっていた陶板のオブジェを購入してしまった。スウェーデンの現代作家の方の作品らしい。オサレな男性店員が作品と作家の説明をしてくださった。

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(広大な敷地の一軒家のすべてがお店。離れにちょっとしたオープンエアのスタジオみたいなのがあって、そこでペーパーコードの椅子張りのワークショップも定期的に開催されるらしい。このあたりの文化発信地的な感じなのかな)


めちゃくちゃテンション上がった。八ヶ岳に来てこういう買い物をしていいのだろうか。いいだろう。寒いんだし。


八ヶ岳ネタ、もう少しだけ続きます。












by himarayasugi2 | 2019-05-04 10:14 | | Comments(4)

八ヶ岳2019 1 風景とか自然とか

GWの前半に夫とケンとで八ヶ岳に行ってきた。ただ自然の中でのんびり過ごすだけの滞在である。毎年、滞在生活はワンパターンの極みなのだけど、年に一度の八ヶ岳はすごく楽しみにしている。


毎年、訪れる場所も食べるものも、外食するお店も特に変化はない。ただ、今年の八ヶ岳は猛烈に寒かった。道路が凍結したらどうしようとか、そういうことが実際に頭に浮かぶほどの寒さであった。初日こそ暖かだったけど、翌日から数日間は神戸の真冬よりも寒かった。どうせ着ることもないだろうけど念のためと思って持ってきたウールのタートルセーターが手放せなかった。雪は降るわ、みぞれは降るわ、霜柱が石を持ち上げるわでびっくりである。山荘にあった防寒具(雪山登山も行けそうなごっついやつ)を、タートル、ユニクロの薄いダウン、ナイロンコットンのマウンテンパーカーの上に重ねてやっと外におれそうなくらい寒い日が2日あった。


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到着した日。小淵沢のマジョラムでランチをしたのだけど、その周辺はまだ暖かくて、お花も咲いていて穏やかだった。
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野辺山のびっくり市で野菜を買っていたときの周囲の風景。霧がどんどん出てきて、なんだかどよーんとしだす。
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山荘のある自然郷の敷地に入ると、小淵沢とは季節が異なる印象。雪もかなり残っているし「冬」って感じ。
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多分、夜に雪が降った次の日の八ヶ岳だったと思う。
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山荘の近くの姫池の水面はうっすらと氷が張っている。さむっ!
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寒い日の美鈴池。曇っていてまったく八ヶ岳が見えなかった日。あまりの寒さに早々に山荘に戻った。

寒さを数値化すると、ある朝の洗面所(山荘で一番寒い場所)の室温は零度だったし、同じ朝の外気温はマイナス7.3度だった。ベランダに鳥用に水を瓶にいつも用意されている近くの山荘の方が、「瓶の水が一晩で下までカチカチに凍った」とおっしゃっていた。山荘にいる間は、ずっと暖房をいれていた。寝るときは電気あんかを布団の中に。

3日目あたりから気温は緩み、雪も止んだので遠出もできたのだった。寒かったけど、もったいないからかなり出かけた。

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晴れていたけど、むちゃくちゃ寒かった朝の山荘の周囲や自然郷の至るところで見られた霜柱。ゆうに20センチはあって、ちょっとした小石が持ち上がっていて、シュールだった。最初、地面に大量のビニールの紐が落ちているのかと思った。この日の美鈴池は晴れ渡り、空気は澄み切っていて、確実に氷点下だったと思うけど、日差しがあったのであまり苦にならなかった。ケンは山に来てから結構張り切っていた。
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毎回、美鈴池の同じ場所から同じアングルでとる八ヶ岳。何度見ても美しくてついついシャッターを押してしまう。
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自然郷から出てすぐのところに開拓記念の碑があって、そこは360度遮るものなく八ヶ岳や山々を撮影できる。お天気がいいとよく車をとめて撮影している人がいる。ごきげんのケン。このあと、よちよち歩きのカワイイ男の子がケンに近づいてきて一生けん命話しかけてくれる。
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最高に美しい。
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こちらは南アルプス。
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清泉寮はいつ行っても人が少なくて貸し切りみたいな感じ。緑の原っぱがぱーっと広がっていて、その向こうにくっきりと富士山が見える。
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ケンの尻尾の上あたりにうっすらと富士山が見える。
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これは別の日の富士山。雲が帽子みたいだった。
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関西の人間にとったら、富士山というのは芸能人みたいなもので、めったに見ることがないだけにちょっとでも見えたらすぐ「あ、富士山」と叫んでしまう。普通に道を走っていてこんなにくっきりと富士山が見えるってすごいと思う。羨ましい。
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これは南アルプス。武骨な感じがクールである。

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これは、滞在中に訪れた工房月の手のお庭に生えている「バイモ」というお花。よく見ると、葉っぱが手を結んでお互いを支えあっている。このバイモが描かれた小さなすっごく素敵な作品を購入したのだが、その際に「このお花はなんですか」と訊ねたら、「庭にあるからよかったらご覧になりますか」と案内してくださったのだ。工房月の手や他のギャラリーを回ったことについては後日別記事でアップする予定。
下から撮ったバイモ。和風なクリスマスローズっぽくて、緑がかったうす黄色の花がとてもかわいい。
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これはミツマタ。やはり工房月の手さんのお庭の木。和風の自然なお庭で山野草などが品よく植えてあって素敵だった。いいなぁ。
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山荘のすぐ近くに鹿のグループがいた!
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行ってしまった。鹿はお尻の周りの毛が白いのだ。

神戸の日常では、山と言えば六甲山なのだけど、八ヶ岳を見ると六甲山は山というよりは、「丘」みたいである。八ヶ岳や南アルプスはほんとに「山脈」って感じだし、雄大で厳しいけど美しい存在でもある。八ヶ岳を描いた絵か、版画が欲しい。

山でのケンのこと、寒さを我慢して敢行したお出かけ、食べ物などの話に続く予定。















by himarayasugi2 | 2019-05-03 12:31 | | Comments(0)

雨の八ヶ岳

雨が降っている。山荘で本読んだり、音楽聴いたり。雨がやんだら少しドライブでもしてのんびり過ごす。寒さはやや和らいだけど、暖房は入れている。昨日、妹と合流。
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昨日はケン念願のドッグカフェへ。楽しかったね。









by himarayasugi2 | 2019-04-30 11:08 | | Comments(0)

お天気に恵まれた八ヶ岳

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やっと晴れてくれた。朝散歩は美鈴池へ。八ヶ岳がはっきり見える。でもとても寒い。近くの山荘の方が、朝ベランダの気温が氷点下七度だったと話してくださる。見たことないようなすごい霜柱がそこここに。
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長さ20センチくらいのがびっしりと。

午前中は清泉寮を散策。夫がここを気に入っている。
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清泉寮から見た富士山。

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昨日も今日も盛りだくさんな1日。いろんな人とお話ができた。ランチもずっと美味しいお店に行けていて満足。神戸でまたまとめる。









by himarayasugi2 | 2019-04-28 14:32 | | Comments(0)

八ヶ岳はとても寒い

朝起きたら雪が降っていた。寒い。
晴れたり、曇ったり、降ったりと不安定で気温も低いので歩きまわるのはやめてギャラリーめぐりをする。
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工房月の手の看板犬のくうちゃんと今年も会えた。くうちゃんは美しい犬だ。おとなしい穏やかな。ケンにもやさしくしてくれた。
ここで素敵な作品を購入する。

スコーゲンにもやっと今年は行けた。ここでも素敵なものを見つけてしまう。

寒いけど楽しい。










by himarayasugi2 | 2019-04-27 15:18 | | Comments(2)

八ヶ岳

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朝、8時前に出発してお昼は小淵沢で食べられた。
しばらく八ヶ岳にいます。霧が濃い。


by himarayasugi2 | 2019-04-26 15:36 | | Comments(0)

2019年の桜と柴犬

朝一番で狂犬病の予防接種を受けて、その後一端家に戻ってケンを休ませる。その間に、人間はちょっと飲食できるお花見の席に顔を出し、すぐさま戻ってケンと近所の桜を見る。ケンは、地面ばかりクンクンしていて、ちっとも高い所にある桜を見ない。今日ほどお花見にぴったりの日はない。お天気がよくて暖かな週末と桜の満開が重なるのは久しぶりではないだろうか。

ケンと桜
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ブルブルっとした瞬間の写真。
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にっこり
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呼びかけの方に向く。
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近いっ!

今日の桜はとても美しかった。やっぱり桜は華やかだ。
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幹からブーケみたいにぽんっと咲いている。
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躍動感のある幹が好き。
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お天気がよかった。
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見上げる桜も好き。
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桜越しに大阪方面が見える。


桜は華やかだけど、散り方がはかなげだからか、ちょっと終わりが寂しいなといつも思う。梅に対してはそういうことは感じないけど。

よい桜だった。

ケンちゃん、来年もお花見しようね。















by himarayasugi2 | 2019-04-06 18:48 | | Comments(0)

週末の柴犬

一昨日、狂犬病の予防接種の書類が送られてきた。この書類が来ると、新年度って感じ。あっというまの1年である。4月にならないと2019年度の接種はできないということなので、本日はフィラリアの検査と健康診断とフィラリアのお薬をもらうことにする。ケンがずっとかかっている獣医さんは、実家に昔いたコロという柴犬も亡くなるまでお世話になったところだ。動物病院は、最近のペットブームですごく増えたのだが、経営は簡単ではないようである。ケンを引き取ったとき、最初は家から比較的近いところに開業した新しくてきれいな動物病院に連れていったのだけど、そこも何年か前に閉院している。10年もたなかった。それを考えたら、ケンが御世話になっている獣医は、震災前からずっと続いているわけで、それはそれですごいと思う。

ただ、もう設備投資は行わないようで、設備は古く、医院も狭く、どちらかというと美しくない。難しい手術や検査が必要になってきたら、自宅から近いところにある大きな病院に連れていくしかないと思う。近所でもそういうふうに動物病院を用途で使い分けている人は多い(普段の健康管理をお願いする病院と、高度医療が必要になったときにお願いする病院と)。ケンも原因不明のびっこをひいていたときは、大きな病院に連れていったもの。いろいろな可能性を考えて、尿検査までやったけど、問題はなかった。こういうことは、小さな病院ではやらないことが多い。大きな病院は、検査結果が即日出るからそこは便利。

普段のケンの健康管理(狂犬病、混合ワクチン接種、フィラリアのお薬、健康診断、サプリをもらう、ちょっとした相談)は、設備の古い獣医に任せている。最新設備はないものの、ハートはある先生であることは間違いないからなのだ。このまま複雑な手術や治療がないままケンが犬生をまっとうしてくれたらいいと思うのだ。

で、いつもの獣医へ。この先生は瀕死の野良猫とかを救っては里親募集をかけたりしているのだけど、里親が見つからなかった猫はそのままスタッフ猫として病院で暮らしている。ケンは外では猫を見たら興奮しておいかけるくせに、動物病院でウロウロする猫を追いかけたり、吠えたり、絶対にしない。猫のほうが近づいてきても、である。これについて動物看護士の人が「やはり他所のお家にお邪魔しているという感覚があるから、犬ってわきまえていてここで猫を追いかける犬は、100匹に1匹です」とのこと。
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ケンが入ってくると、早速スタッフ猫がやってくる。「君、今日はどういう用事なの?」ケンは顔をひっつけられても、全然動じず。「今日はフィラリアの検査なんだって」
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右下の子は、まだ1歳にならないくらいの子猫ちゃんで、あんまり犬に慣れていないから、ちょっと怖いみたい。でも、この後、勇気をだしてケンに後ろから近付いて、ケンのお尻に「猫パンチ」を繰り出した。「パンチ、見事にケンのお尻に入ってたけど、ケンは全く気にしてなかったわ」と夫。
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この子も、まだ1歳にとどかない子猫ちゃん。懐っこい子で、私やケンにすぐ近づいてくる。触らせてくれた。「こんにちは。君、誰?」「ケンちゃんです」

フィラリアは陰性。お薬を1年分もらう。聴診器で心臓と肺の音を確認。問題なし。歯は「今より歯石を増やさないように歯磨きを続けて、13歳のわりにお口はきれいで問題ないです」とのこと。血液検査の一部は結果をその場で見れたけど、問題なし。肝臓などの数値は後日教えてもらう。4月に1週間ほどあけて狂犬病と混合ワクチンを打てば、とりあえず今年度のケン関連のタスクは終了。あとは毎日、食事、運動、歯磨きに気をつけてやるだけだ。獣医さんが、「ケンちゃん、まるなったなぁ、かしこいな」と褒めてくれる。

その後ホームセンターへ。
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ホームセンターで、ケンの好きなササミおやつと、旅行のときのリゾットと、煮干しのおやつを買う。トイレットペーパーとミネラルウォーターも買う。

店内ですれ違った他のお客さんが、「かわいい!」と声をかけてくれた。レジのお姉さんも「お買い物にきたん?こんにちは」と言って頭を優しくなでてくれた。

実家の庭の山桜が咲き始めた。火曜あたりに開花宣言を母が出していた(誰に向けて?)。叔母からもらったチューリップの球根をランダムに母が植えていたのが、咲き始めた。色は咲くまでわからないって言っていたけど、色々な色がある。一番好きな色はこのアプリコット色。
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雪柳も桃もお花がきれい。
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朝ドラ『まんぷく』が最終回を迎えた。朝ドラの名作だと私が思う『あさが来た』と比較すると、内容的に物足りなさを感じたけど、このドラマは視聴していて嫌な気分になることは皆無だった。スタッフ同士、キャスト同士が仲がよくて現場の雰囲気がすごくいいんだろうなっていうのが「本当に」よくわかるドラマだった。スーパーポジティブなオーラが出ていたドラマで、終わるとやっぱりさみしい。個人的には香田家のシーンがすごく好き。名木くん、いいわー。慎一さんも世良さんも好き。戦後すぐのあたりがこのドラマでは一番好きだった。塩作りのときとか、疎開先のときとか。

終わっちゃったか。

ラストの歩行者天国の場面、すぐに神戸ってわかった。旧居留地よね。そういうのも嬉しい。













by himarayasugi2 | 2019-03-30 18:40 | | Comments(0)