昨日は夜にお客様をお迎えした。ずっと外で飲みに行こうといいつつあまりに多忙のため(私でなくて、相手が)平日の夜だと集合が遅すぎて、ゆっくりできないため、週末に家飲みにしようとなったのだ。K女史とY女史が遊びに来て下さる。二人ともワインが大好きなので、最初はチゲなべにしようと計画していたのだけど、いろんなワインと合うようにちょこちょこおかずを変えたほうがいいかなとなって、「なるべくワインに合うメニュー」になるように夫と二人で努力する厨房となった。今回はビールを誰も飲まなかったというのが、我が家では初である。
メニューは、ローズマリークラッカー、クリームチーズ、レバーソーセージ、菜の花のおひたし、ニンジン二種のサラダ、アボカドとタコ、焼きレンコンと色々野菜のアンチョビソース、ニンニク煮豚と煮玉子、リガトーニのラグーソース、魚介のパエリアにした。反省点としては、リガトーニのラグーソースは、リガトーニがアルデンテすぎたことと、ソースが少なかった。他はおおむね好評だった。煮豚とパエリアは夫作。パエリアは前日に鯛のアラからスープをとって気合い十分に準備していた。美味しかった。あのパエリア鍋でサーブするとわりと盛り上がる。それから、ワインは5本あく。私はちょっとずつ味見させてもらったくらいなので(それでもグラス1杯以上は飲んだけど)、実質3人で5本あけていて、うち1本は夫とK女史であけていたね。もう、べろんべろん。K女史とY女史からワイン2本と苺とケーキとお花をいただく。いつもすいません。
(寒い時期にチューリップを飾るのはなんか好き。お客様をお迎えしたのだが、お花をさらにいただいて、この後、結構豪華な感じになった。)
(盛り付けのしょぼさには目をつぶるとして、ニンジン二種のサラダ。紫ニンジンとバジルと有機なんとかニンジンで作る。これくらいしか食べる前の料理の写真がないのだ)
(パエリアの写真を撮ろうとしたら、気がついたらこういう状態であった。見苦しいので小さめの写真に)
(いただいたケーキ、美味しかった)
(消費したワイン。いただいたワインも用意したワインもどれもとっても美味しかった模様。私も全種類試飲。)
ケンちゃんを時折なでつつ、喋りつつ、酔いが回ってからは踊って歌って、でピアノの上手なY女史がリクエストに応じていろいろ弾いてくれる。ドビッシーとかショパンとか、歌謡曲とか初見でなんでも弾けるから、調子にのっていろいろお願いしてしまう。うちのピアノは殆ど弾いてもらってないから、ピアノも嬉しかったみたいで、とてもいい音だった。調律してないから音が狂っていると思うんだけど、Y女史は「全然狂ってませんよ」と何度も言っていた。今度は楽譜を持ってきてもっと色々弾いてくれるとか。嬉しい。ドビッシーはいいな。CDで聴くよりもやっぱり生演奏である。
Y女史が「せっかくケンちゃんがピアノ聴いてくれるから、『小犬のワルツ』を弾きます」といって弾いてくれる。曲の間ずっとピアノの近くで聴いているケンが、ビクターの犬みたいだとK女史大騒ぎである。あとは酔っぱらって大変やった夫のギターとセッションもしてくださって、歌うし踊るしで深夜まで元気いっぱいであった。楽しかった。で、今朝はちょっとお疲れ気味の私。しかし、今日もまた出掛けるのだ。
(ケンは夫のギターの音はあんまり好きでないけど、ピアノは好きみたいで弾いている間はずっとピアノのそばにいた。静かに聴いていてとてもよいこだった。写真は『小犬のワルツ』を弾いているY女史とそれを見守るケン)