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ヒマラヤスギ雑記

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わが町アイスクリーム事情

連休中なので、実家に帰省中の妹を呼んで家で一緒に晩御飯を食べることになった。妹はデザートに何か持って行こうかというので、久しぶりにアイスクリームを希望した。気温は20度を越えて、アイスクリーム日和だったのだ。妹が「じゃあ、駅の近くのハーゲンダッツ?」と言うので「ハーゲンダッツやったら先々月に潰れたよ」と教えると、かなり驚いていた。ハーゲンダッツが駅前の一等地にきて20年以上、そんなに閑古鳥が鳴いていたようには見えなかったのに、ここに来てなぜという感じである。

20年以上前にハーゲンダッツがわが町に開店したのは、その数年前から営業していたサーティーワンアイスクリームの目と鼻の先であった。サーティーワンは、中高校生のたまり場で、店の前の壁のブロックの突き出たところに、みんな座って食べていた。私も学校の帰りによく立ち寄っていたものだった。オピニオンリーダー的な生徒が、チョコレートミントが美味しいと言ったという情報が学校で回ると、チョコレートミントに殺到したり。妹によると、「チョコレートミント、めっちゃ美味しい」と私は絶賛していたらしい。鮮やかな色と、懲りすぎのフレーバーが、当時はめちゃめちゃ中高生のハートを掴んでいたようだが、「原材料本物志向」のちょっと高めのハーゲンダッツが4メートル先に開店すると、サーティーワンは、ハーゲンダッツにお客を持っていかれて、ほどなくして閉店した。

ハーゲンダッツに押し出されるようにして、わが町からサーティーワンは消えたのだが、不思議なことについ最近(去年の後半だったか)に、20年ぶりにサーティーワンが、以前の場所より少し南下した幹線道路沿いの、なかなかいい場所に戻ってきたのだ。それから1年もたたないうちに(多分)、ハーゲンダッツが今度はわが町から撤退した。現在サーティーワンは、行列が出来るほどの人気なのだ。というわけで、妹と20年ぶりくらいにサーティーワンでアイスクリームを買った。人工着色料やら、フレーバーやらがてんこ盛りの、毒々しい色とりどりのアイスは、昔とちっとも変わっていない。ここは、思いっきり懐かしのフレーバーにしようと、チョコレートミント、ロッキーロードなどを買って帰った。

食事の後、妹とチョコレートミントを食べながら、今回のアイスクリーム交代劇の原因を考えた。ハーゲンダッツは、スーパーとかでカップを買えるようになったことで、店で買う人が減ったのではないかということ。コープの特売などでも、ハーゲンダッツのミニカップだったらかなり安くなる。ありがたみがなくなったのかも。で、サーティーワンがなぜあんなに人気なのかというのは、やっぱり嗜好のローテーションで、ああいう人工的なキッチュな感じが今は「いけてる」のかなぁとなんとなく結論づける。マクロビとかベジタリアンとかに、そろそろ疲れてきたのだろうか。

隣町の幹線道路沿いにも、マクロビのお洒落カフェがオープンしたものの、1年もたたずに閉店していた。1度だけ行ったのだが、お洒落かもしれないけど、美味しくなかったのだ。野菜は有機野菜をシンプルに加熱して、塩と少量のたれでいただくとか、あまり手をかけないメニューなのに結構なお値段だった。健康的すぎるケーキも美味しくなかったのだ。ウサギじゃないんだから、こんなに野菜ばっかり食べられないし、もう行かないだろうなと思ったら、すぐに潰れた。同じように考える人が近隣に多かったのだろう。ずっとストイックでい続けることは疲れてしまうから、何年かのサイクルで突然、ヘルシーでないかもしれないけど、楽しそうで華やかなものに気が向くのかもしれない。

でも、アイスクリームはハーゲンダッツ派である。
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# by himarayasugi2 | 2010-05-04 09:50 | | Comments(0)

『龍馬伝』に金八/ 『新参者』に前川清

『龍馬伝』という番組タイトルの形骸化が著しいような。龍馬が出てきても、もうあんまり主役って感じがしなくなってきた。以蔵、武市、容堂、勝などの存在感もあって、特定の主役不在みたいな印象。

武市の周囲の人間を一人ずつ引き離してゆく容堂。じわじわと心理的に追い詰めていく様は、武市よりも何枚も上手。龍馬の側に、人が集まってくるのと対照的に、武市は孤独になっていく。今回はこの対比がメインだった。容堂が攘夷派を支持していないことに気づいた武市は、憔悴しきって屋敷へ戻る。誰もいない屋敷に、「みんなどこにいった?」と立ち尽くす武市。無人の屋敷が、武市の置かれた立場と心理状態を象徴していて、寒々しかった。生真面目で融通の利かぬ武市の、メンタルの弱さが容堂によって晒された、そんな回だった。容堂からの武市への褒美が「お菓子」って、これはこの時代、普通のことだったのか、それとも嫌がらせなのか、笑うところでないかもしれないけど、ちょっと笑ってしまった。お菓子を持ったまま、倒れこむ武市のメンタル、弱すぎだ。

勝麟太郎こと、金八・武田鉄矢が以蔵を前に金八化する。ちょっと陽気な金八。「以蔵、どうしてああいうやつ(龍馬のこと)とつきあわないのか」って、生徒指導か。でもまぁ、武市から離れて、龍馬側にいるほうが以蔵にとっては安らぐのではないか。少しの間でもそういう時間があってもいいかと思った(以蔵も先が短い)。今回、弥太郎はナレーションのみの出演。はっきりいって不満。弥太郎の登場は、お約束のはず。筋とは関係なく、弥太郎には顔を見せて欲しかった。材木のビジネスはどうなったのだ。

『新参者』のスタイルがやっとわかってきた。本筋の殺人事件を軸に、周囲の人形町の住人の嘘にまつわる物語を紹介していくということらしい。少しずつ事件に近づいていくのだろうか、その過程に見せられるドラマが面白い。倍賞美津子は、本当に上手だと思う。何度も店に顔を出す刑事、加賀に対して少ないセリフでうんざりした感じを、細かいレベルで演じ分けて見せるところや、帰ってこない嫁を心配しつつ、気持ちと正反対のセリフを言うときの表情など、わざとらしくなく、でも気持ちがはいっていて、芝居のクオリティがぐっと高められている。老舗刃物店の店主が、前川清だったのに驚き。なぜ、こんなところに?夫が真っ先に発見して(なぜか)大笑い。

どちらのドラマも来週の展開が楽しみぜよ。

四葉のクローバーを探した。
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# by himarayasugi2 | 2010-05-03 09:13 | エンターテインメント | Comments(2)

美しい接客

GWの初日、夫が午前中に用事を済ませに車で出て、つい最近見つけたケーキ屋さんでケーキを買って帰った。ケーキを私に渡しながら、そのケーキ屋さんの接客が素晴らしかったとえらく感動している。私も先週その店でケーキを買ったときに、同じように感じた。自然な笑顔と丁寧な言葉遣い、ケーキを渡すときもショーケース越しではなくて、出てきて出口までケーキを持ってきて、ドアをあけてから「ありがとうございました」と丁寧にお辞儀をして見送ってくれるのだ。ケーキを数個買っただけなのに、ものすごく丁寧に接客してもらって、照れくさいやら、嬉しいやらで店を後にしたのだった。なんだか、自分が特別な人になったように錯覚してしまう。ケーキに対する愛情も深く、さりげなくお勧めを話題に出すのだが、わざとらしくなくて、むしろもっとこの人とケーキの話をしていたい、と思わせるのだ。コミュニケーションに心がこもっているという感じ。

このケーキ屋さんは、決して超高級の気取ったお店ではない。清潔で品があって、ケーキも美味しいのだが、駅からもちょっと離れた住宅街にある「わが町のケーキ屋さん」である。でも近所の人は、美味しいケーキと、美しい接客を目当てに今後も足しげく通うだろう。

去年の冬に久しぶりにブーツを買ったときの、百貨店の店員もそうだった。靴に対する豊富な知識と愛情に溢れていて、私が二つのデザインで迷っていたときも、それぞれのメリット、デメリットをはっきり提示した上で、私に合う方を選んでくれた。彼女はよい意味で「接客マニュアル」を感じさせない、自然で丁寧な対応をしてくれていて、気持ちよく買い物が出来たのだった。途中で、数年前にも彼女からショートブーツを買ったことを思い出した。そのとき彼女は、少しきつめのサイズを私に勧めていて、このブランドの靴は最初はちょっときつめでも、皮が柔らかいのですぐに足に馴染むので、長く履くことを考えたら、このサイズがいいのです、と控えめながらもはっきり言ってくれた。靴の手入れのこととか、何を質問しても丁寧に教えてくれて、それは二回目の接客でも全くぶれていなかった。靴を買うのなら、彼女から買いたいと思わせる魅力があった。

接客担当者にとって、評価に直結するのは商品の売り上げかもしれないけれども、美しい接客に感動すると、誰かに言いたくなるもの。あそこのお店の人、すごく感じがいいから、今度はあそこで買ってみて、みたいな感じ。特に関西では、お店の人と話しながら買い物をすることが多いので、接客はとても大切だと思う。
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(八重のコデマリ。実家で発見。)
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# by himarayasugi2 | 2010-05-02 08:17 | 雑感 | Comments(0)

これは依存症か偏執狂か。

『警視庁失踪人捜査課』というドラマをなんとなく見ていたら、失踪したミステリー作家の女性が、買い物依存症という設定だった。私は買い物依存症ではないけれども、一つのことに拘り始めると、一定期間そればっかりになる傾向がある。自覚している。

結婚してすぐのころ、知人も誰もいない北関東に住み始めたころ、夫がパソコンに「テトリス」をインストールしてくれた。そのとき私は、関東で再就職先を探しているものの、なかなか思うようにはいかずに、馴染みのない北関東で、ちょっと鬱っぽい感じでいた。昼間やることがない私は、簡単にテトリスにはまってしまい、ある朝、夫を会社に送りだしてから、こたつに入ってテトリスを始めていたら、夜になって夫が帰宅して横に立っていたのに気が付かなかった、ということがあった。私は朝からずっと夜までテトリスをやっていたことになる。さすがにこれは、やばいと気がついて、翌日からパソコンには一切触らないようにして、なんとかこのテトリス狂から脱したのだが、知らなかった己の弱さを突きつけられたようで、怖かった。それ以来、パソコンのゲームや、テレビゲームには一切手をださないようにしている。

テトリス事件は極端な例としても、一つのモノやコトに拘る癖は、ときどき顔を出す。他愛もないものだったら、ある時期いろんな店でメロンパンばかり買う「空前のメロンパンブーム」を経験したし、その後、メロンパンからアンパン(粒アン限定)へ、そしてポンテケージョへと移行していった。いずれも短期間で終了するのだが、そういうときは、無駄に集中力を発揮する。これを別に生かせればと何度も思ったことがあった。幼少のころ覚えているのは、初めて買ってもらった漫画が、『ドラエモン』の5巻で、次が『ベルサイユのバラ』の外伝、嬉しくて、嬉しくてぼろぼろになるまで読み込んで、完全に登場人物のセリフを暗記したこと。まさに、北島マヤ状態。『ガラスの仮面』もそういえば、読み終わったら朝になっていたことがあった。

最近は、そこまでのめり込んでいることは少なくなっている。これは、「完治」したのだろうか、それとも「加齢」のために症状が緩和されたのだろうか、というよりも、経験上、のめりこんだ先がある程度予測できてしまうので、昔ほど前のめりにならないのか。それでも、(周囲に迷惑かけない程度に)また何かに猛烈にのめり込んでしまうのも、悪くはないと思っている。
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# by himarayasugi2 | 2010-05-01 09:35 | 雑感 | Comments(0)

おじさんバンドが楽しい理由

夫がやっている社会人バンドのライブが、大阪のミナミであったので行ってきた。バンドのメンバーは、ドラム(おじさん:孫がいる)、ギター(おじさん:私の夫)、ベース(おじさん:マイホームパパ)、キーボード(既婚おねえさん)、ボーカル(既婚おねえさん)、コーラス(おにいさん)、コーラス(おねえさん)、サックス(唯一20代若者)。ま、「ほとんどおじさんバンド」である。ライブの演目はインコグニートやらタワー・オブ・パワーの曲を中心に。全員が社会人で、年代も仕事もばっらばっら。ドラム、ギター、ベースがバンドの平均年齢をぐぐっと引き上げているのだが、特にこの3人は、とにかくバンド活動が楽しくて、楽しくてたまらないようである。

このバンドも結成して5年たった。夫は大学時代からサークルでバンドをやってきている。彼のこだわりは「楽しくバンドをやりたい」のようだ。今日もライブの帰りに「出来はともかくとして、僕ら、みんな楽しそうに演奏してた?」と聞いてきた。楽しくバンドをするためには、メンバーに迷惑がかからないように、練習もきっちりこなすことが大切らしい。いつもバンドの演奏レベルにちゃんとついて行っているかと意識しながら腕を磨くことが、バンドを楽しくするための秘訣のようだ。なので、メンバーは仕事の合間を縫って、真面目に自主練習をする。スタジオでの全体練習は月に1度だけなのだ。今、夫はバンド活動が楽しいようで、それは本当によかったと思っている。

夫のバンドのステージの次は、若めの男性3人のヘビメタのバンドだった。メンバーは登場こそ地味だったが、演奏がすごかった。とにかく、とにかく、すごいのだ。ドラム、ベース、ギターの三つの楽器であれだけの音量出すのは、かなり難しいと思う。内臓脂肪が搾り取られるような大音量で、超絶テクニックで演奏し、歌う。超個性的で、何をシャウトしているのか、さっぱりわからなかったけど「上手すぎる」ということだけはよくわかった。夫が週に1度習いに行っているジャズギター教室の先生も居合わせたのだが、先生も「上手すぎ、ボクCDもらいにいこ」と興奮していた。

ヘビメタバンドは本当に上手かった、ああいうのを見ると、上手いやつはなんぼでもいると実感する。でもあんだけ上手くても、音楽だけで生活できる保証もないし、それはなかなかに厳しいだろう。上手いから売れるわけでもない業界なのだ。仕事の合間に一生懸命練習して、「趣味のバンド」のレベルを維持しているときが1番楽しいけれども、バンドが趣味でなく生活のメインになってしまうと、もう楽しいではなくなるだろう。それでも好きだから、と言い切れる人達だけが、その先に進もうとするのだろうけれども、進めるかどうかは、わからない。「おじさんバンド」が見ていて楽なのは、彼らが「楽しさ」を一番大事にしているからだと思う。
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(左:最年少若者。右:おじさんギター。ちゃんと撮影したはずが、ブレブレ。ブログ用となってしまった。)
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(いただきものの、ジャムと抹茶ラスク。色がきれいなので、食べる前に撮影。ジャムにイチゴが丸ごとごろっとはいっている。いちごはあまおうらしい。ありがとうございます!)
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# by himarayasugi2 | 2010-04-30 08:45 | 雑感 | Comments(2)