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ヒマラヤスギ雑記

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犬と旅する:高山・鳥羽あらすじ編(長め)

11月12日から14日までの二泊三日を、高山、鳥羽と車で旅してきた。もちろんケンも一緒。旅行中、ケンは普段よりも沢山散歩をし、普段よりも美味しいものを食べ、普段よりも多くの人になでてもらって、それでもって100回以上も「可愛い」って言われて、写メを撮られて、「お利口さん」と言われて、飼い主はうはうはだった。
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(行きのSAで満面の笑みのケン)

神戸-高山:高山ICを降りて暫くいったところの宿は、わかりにくかった。IC降りてから4人の人に道を聞いて、目印はサークルKだと言われても、その目印がなっかなか現われずに焦る。が、到着したらヨーロッパの森の様な素敵な敷地の中に、ヨーロッパのコテージの様な建物が迎えてくれて、わかりにくい道順も全て許すことに。
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(上:ホテル敷地内の小川。この周囲は散歩道になっている。中:ホテルのロビー。下:ロビーでぼんやりするケン)

昨夜は雪が降ったとのことで、めちゃくちゃ寒かった。ホテルでは防寒着を貸し出してくれるので、助かる。平日だというのに、40人ほどの宿泊客があり、お供している犬も、アフガンハウンド、ゴールデンレトリバー、コーギー、柴犬(ケンもいれて2頭)、チワワ、なんとかテリア、ミニチュアダックス、トイプードル、ラブラドールレトリーバー、ポメラニアン、イタリアングレイハウンド、ヨーキー、シーズーなどなど。食事の場所にも連れて行けるし、どこでも一緒に行ける。食事はとても美味しくて、ケンのご飯もオーダーした。ケンは、美味しいご飯に優しいスタッフにすっかり魅了され、ドッグカフェに泊まりに来たと思ったようで、部屋に戻ってもすぐに「さっきのレストランへ行こうよ」と催促するのだった。部屋ではすぐに自分のベッドに落ち着いて、まったりとして就寝。翌朝は、ランで走りまくって、お散歩をして、高山の「ふるい町並み」へ行く。
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(下:ホテルのジャンパーを借りて敷地内をお散歩)

高山:
高山の古い町並みは、犬連れで入れるところが限られているのが、残念なんだけれども、お土産やさんなどは、夫と交替で入ることにした。店の外のベンチで座っていると、いろんな人が「可愛い」だの「お利口さん」などと褒めまくってくれて、なでまくってくれて、写メもとったりで、夫も私も顔がゆるみっぱなしであった。ケンは特に若い女性が寄ってくると、意識しているようで、「ボクを撫でないのかな?」と問いかけるように見つめていた。ネットで調べてテラスは犬連れでもOKの素敵なカフェに入る。そこのクレープはめちゃくちゃ美味だった。あっという間に食べて写真はなし。高山は寒かった。ダウンを持ってきて正解だった。
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(高山市内のケン:上は、クレープの美味しいカフェのテラス。下はカフェの入り口。町並みはとても情緒があってよかった。)

鳥羽:高山のホテルと同じ系列のホテルで鳥羽も宿泊した。高山のホテルは、食事も美味しくて、雰囲気も良くて、とにかく鳥取のホテルと同じくらいよかったので、鳥羽も期待していったのだが、見事に裏切られる・・・。落胆を隠せない夫と私。しかし、夕食後にサロンで催された飼主と犬のゲーム大会に、なんの期待もせずに参加したら、予想を裏切る楽しさに、全てを許すことに。狭い部屋も、いまいちな立地も全て許そう。

長いので続きは折りたたみました。よければクリックしてください。
# by himarayasugi2 | 2010-11-14 19:11 | | Comments(8)

犬の喜ぶ顔が見たい。

ケンを引き取ったとき、ケンと一緒に必ず旅行に行こうと決めていた。なので、ケンが落ち着いて車の中におれる方法を試行錯誤していた。現在のところはドライビングボックスに入ってもらってリードを二箇所で留めている。本当はバリケンに入れるのが安全面ではよいのだが、現在の車の後部座席の形を考えると、バリケンを水平に置くことができないので、ドライビングボックスに入ってもらって「安全運転」を行うようにしている。ケンは車がもともと好きみたいだし、ロングドライブは楽しいようである。一緒に車に乗って出かけるということ自体が、ケンにとってはイベントのようで、車に乗るとわかると、とても嬉しそうに玄関まで下りて行って、嬉しいときによくやるしぐさ、「頭ぶんぶん」をやってくれる。

一回目の旅行は去年鳥取に行った。ケンはSAの休憩ですら楽しいようで、ずっと笑顔を見せてくれる。ホテルは犬と宿泊する人のための仕様で、とても居心地がよく、ケンはドッグランで疾走し、部屋にはいっても興奮しっぱなしだった。頬をふくらませ、目がつりあがって三角になるときは、ケンが「すっごく楽しい」ときの顔なのだが、鳥取滞在の一泊二日の間ずっとそういう顔を見せてくれた。朝は5時になると起こしにきて、ドッグランに連れて行ってくれと甘えるのだ。夫はジャンパーをはおり、眠い目をこすって朝5時のドッグランにケンを連れて行ってくれた。あの旅行中のケンの楽しそうな顔は、見ているこちらをなんともいえない幸せな気持ちにしてくれたので、私と夫はまたあんな顔のケンを見たくて、鳥取旅行の直後に「今度、いつ連れて行こう」と計画を練り始めていたのだ。

犬の喜ぶ顔が見たい。_c0221299_89379.jpg(楽しいときのケンの顔。)
二回目の旅行は今日出発である。人間の着替えとかは最小限で、あとはケンのものばかり。ボール、おもちゃ、プー、おやつ、ベッド、毛布、豆乳、水入れ、念のため食器、ドライフード、缶詰、念のためフロントライン、ロングリード、ハーネス、ウンチ袋、ワクチン証明書などなど。ケンのご飯は、夕飯はホテルでお願いできるようなので、せっかくなので利用しようかと思っている。おからとささみのミートボールなど、ケンが喜びそうなメニューを手作りしてくれるのだ。

そういうわけで、ケンを連れて旅してきます。これ書いている時点で、雨降ってますけど、どうかお天気に恵まれますように。
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(微妙に日向の中心から外れて寝ているケン。惜しい。)
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(アップ)
# by himarayasugi2 | 2010-11-12 08:14 |

若すぎる新人スタッフ

昨日、病院へリハビリのために行ったら、リハビリ室の受付に見慣れない顔が立っていた。坊主頭で、上下を水色のジャージ、白い運動靴を履いた若い男性である。新人スタッフなのかなと思って名札を見たら、社会体験週間ということで近所の中学校の生徒が体験中です、という旨が書いてあった。ということは、彼は中学生なのか。どうりで若々しいっていうか、幼いと思った。この中学校が数年前からこういった社会体験を、コミュニティの協力を得て学校カリキュラムで実施していることは知っていたのだが、実際に働いている現場を見たのは初めてだった。病院にも来るんだ。

彼が受付を担当して、リハビリカードを順番に並べたり、待合の椅子を整えたり、動作に介助を必要とする人の手助けをしたりと、こまごま仕事は与えられているようだ。私が受付に近づいたら、大きな声で「おはようございます」と挨拶してくれる。朝のリハビリルームは、お年寄りの患者さんが多いのだが、突然孫くらいの年齢のスタッフが介助してくれたり、声をかけてくれたりするので、なんとなくみな嬉しそう。別に彼がいなくても仕事が滞るって感じではないけれども、場の雰囲気が華やぐような、そんな感じがした。存在するだけで和める、みたいな。

今は閉店してしまったけれども、時々近くの大学の図書館の行き帰りに寄っていた60代の女性が切り盛りする小さなカフェでもその話題が出たことがあった。店主の女性が、「うちにも中学生がきたの。カフェやりたいって。」と話す。そのカフェは常連しか来ないカフェなので、ひまなときは、すっごくヒマらしいのだが、そういうときは「おいしいコーヒーの淹れ方」を伝授したり、あと中学生とその女性で珈琲を飲みながら「内緒話」をずっとしていた、とすごく楽しそうに話してくれたのだ。自分のおばあちゃんくらいの年齢の女性と、孫と祖母という関係以外で、こうやって仕事を教えてもらいながらお話するなんて、とても素敵な体験だと思う。いいなって思いながら聞いていたら、隣の女性のお嬢さんは「消防署」勤務を希望したそう。女子中学生の消防署希望者は彼女だけだったので、とても可愛がってもらえたし、楽しかったとお家でも話していたそう。「いいですねぇ、そういうの私もやりたかったです」って私が言うと「でしょー!」って返事が返ってきた。けれども、一部の父兄からは毎年、高校受験の妨げになるから、そういう授業のない社会体験週間は廃止して欲しいという声があがるそうだ。なので、私はとっくにこの社会体験週間はなくなったとばかり思っていたので、整形外科の坊主頭は、嬉しいサプライズだった。

高校受験はそりゃぁ、大事だと思う。でも、こういうことって中学のときに体験しなくて、いつするのっていうくらい貴重な経験になる。私が中学生だったら、警察署か獣医さんのところに社会体験に行きたいなとリハビリの帰りに考えていた。

今日も、坊主頭に会いにリハビリに行く予定。
# by himarayasugi2 | 2010-11-11 07:37 | 雑感 | Comments(4)

秋のお買い物の話

今の季節だと、ダウンには早いし、ダッフルコートも少し大袈裟だし、今は毎日カジュアルな服装なので、フォーマルなオフィス時代のコートは合わないしということなので、13,4年前に新宿の伊勢丹で買ったエ・ヴーというブランドの濃紺のステンカラーコートを着ることが多い。このステンカラーコートはかなり年季がはいっていて、下手すると刑事コロンボのトレンチコートみたいな印象を与えかねないし、すごく気に入ってはいるのだが、なんか新しいトレンチコートかステンカラーコートが欲しいなぁって去年から思ってる。

この濃紺のステンカラーコートを買うまで、えらく長くかかった記憶がある。紺色にこだわりすぎていたというのもある。黒に近い紺色で、テラテラしてなくて、ボタンがいきってなくて、スリムでシンプルなシルエットで、などと詳細にわたってイメージを膨らましすぎて、ぴったりのものが見つからず、なかなか購入に到らなかった。濃紺のコートは、はりのあるマットな布で、ボタンの前立ての部分にすごく控えめにこげ茶でステッチが入っている。今でも気に入っているけど、そろそろ新しいのも欲しいぞ。

トレンチコートは濃い目のベージュか、カーキ色ということは決めていた。この秋に買ったモーヴのトートとあわせたいから。で、ロングすぎずに、ジーンズに合う風合いのもので、張りのあるしっかりした生地で、かわいこぶったボタンとか装飾は一切不要なので、あっさりとしたものを探し始めた。シルエットは、肩幅はスリムで、全体としてもぶかぶかの封筒みたいなコートじゃなくて、やっぱり体にある程度沿うものが好みである。あまり詳細までイメージすると、またイメージどおりのコートが見つけられなくて買いそびれてしまうから、今回はざっくりとしたイメージにとどめて探すことにする。けれども、トレンチコートというのは意外と難しい。急にOL風になってしまって、カジュアルな服との相性がいまひとつになるのだ。男っぽい感じのトレンチコートでないと、どうしてもOL風になる、でもそういうのって探すとないのだ。OL系のお店のトレンチは、ボタンの縁が金色だったり、金ボタンだったり、そうでなくても、生地がテロンとしてフェミニンすぎたりで、ジーンズとは合わない。かといって、生地がしっかりしすぎて庭師の作業着みたいな野暮ったいのは、絶対に嫌だし。ぶつぶつ言いながら、元町の大丸のめぼしいお店のトレンチを試着しまくるも、結局見つからなかった。○ーガレット・ハウエルのステンカラーとトレンチをあわせて割ったようなコートは軽くて、ライナーが薄いダウンのキルティングで、素材感も好みだったのだが、お目当てのベージュはサイズ切れ。お店の人は身長の高い私には、上のサイズでもいけると試着を薦めてくれるものの、肩幅が合わずに、ぶかぶかの「封筒」状態で、買う気は起きなかった。

今シーズンは、購入をあきらめようと思って、海岸通りのカフェに休憩に行く途中に、古いビルの中にある小さなブティックをちょっと覗いてみた。女性が一人でやっている、古いビルの二階の10畳ほどの一室には、そのオーナー女性が気に入ったものだけを少しずつセレクトして置いているお店だった。お店に入ってすぐの場所にボディが立ててあって、まとっているのが、いい感じのトレンチコートだったのだ。キャメルカラーのコットンのかなり張りのある生地で、余計な装飾はなく、でもシックなのだ。羽織るだけで、ぴっと襟が立つ感じ。ライナーがちょっと派手なのが気に掛かるが、よしとする。試着させてもらったら、肩幅がぴったりフィットして、全体としてスリムな感じのシルエットである。手持ちのタートルの色を合わせて想像しても、なかなかよさそうだったので、結局購入した。10パーセント引いてもらえた。少しお店の人とお話をする。彼女は大人に着てもらうカジュアルウェアをセレクトされているそう。どれも一点もので、他所では見かけないものばかりだった。

私はデパートに入っているブランドでも服は買うけれども、どちらかというと、小さなブティックとかセレクトショップで探すほうが好みである。店主の思い入れが強すぎる服というのが、好きというのもある。というわけで、やっとトレンチコートが買えたというそれだけの話。
# by himarayasugi2 | 2010-11-09 08:21 | モノ | Comments(2)

『龍馬伝』45回

『龍馬伝』45回のタイトルは「龍馬の休日」だが、要するにこれは「龍馬とお龍の最後の逢瀬」ということだった。これがお龍と会う最後とも知らずに龍馬は飲み潰れて朝帰りする。それを龍馬の眉間に照準を合わせてピストルを構えるお龍が迎えるというお話(要約しすぎ)。龍馬はピストルを降ろしたお龍を見て、許してもらえたと油断をした瞬間にひっぱたかれるのだった。

龍馬が長州の騎兵隊と飲み始めた場面から、テレビの前で夫が、龍馬に感情移入して、龍馬の心理を説明し、肩を持ち始める。「龍馬は、あれは本当は飲みたいんやけど、お龍が怖いから気を使っているんやで(わかっとるわ)。でも、こういうときは断れへんもんなんや。そのへんはわかる!」で、朝帰りをピストルで迎えられるシーンでは「こわぁ」と、龍馬の心のセリフをまた代弁。余談だが、私の友人の知り合いの男性が朝の5時に飲んで帰宅したら、和室に奥様が正座して、生け花をしていたのがむちゃくちゃ怖かったと話していたらしいのだが、ピストルも怖い、というよりピストルで朝帰りを向かい撃つというのは、相当効果があると思う。で、龍馬はお龍にビンタをくらうのだが、これは私も「次、絶対に、お龍はビンタするな」とわかった。夫も「次、絶対に、龍馬はビンタされるな」とわかっていた。こういうところは、息ぴったりの夫婦である。

三吉はいい人:三吉慎蔵は、このドラマの登場人物の中では最も好感度が高い。こういう人が友達だったらいいのに、と思わせる人。強いし、優しいし、明るいし。なんとなくアクがある登場人物の中で、ここまでまろやかなキャラクターは彼くらいである。

弥太郎:弥太郎は、ついに「商売するのに上士も下士もない」と吠えた。弥太郎と龍馬が、最後は喧嘩別れのままになるのなら、つらいけれども、弥太郎はもう卑屈な弥太郎ではなくて、自分で会社を設立して進んでいくという強い意志と覚悟のある男に成長したことが、嬉しい。ちょっと「強欲」すぎるように見えるのが惜しい。

お龍:他の方言はわからないが、京都の言葉はイントネーションが間違っていると、神戸出身の私でもすぐにわかってしまう。そういう意味で残念。冒頭でピストルの上手なお龍にむかって子供が「おばちゃん、すごい」と言うのだが、そこですぐに「おばちゃんと、ちゃうわ」と言い返すのはいかにも関西の女性らしいのだが、残念ながらイントネーションが全然違う。こういう短い、そして感情的なセリフはぴりっと効かすのが大切なのに、そこでイントネーションが不自然だと重ね重ね残念。朝帰りする龍馬をなじる京都の言葉も、聞かせどころだというのに、やはりイントネーションが違うと思う。小姑みたいで申し訳ないけど。最初で最後かもしれないけれども、夫婦であるからには、ちゃんと喧嘩ができて、そしてちゃんと仲直りができて、よかったと思う。喧嘩して仲直りするっていうのが大事なのだ。

来週は面白そう。ちくっとリアルタイムで視聴できなさそうなので、録画してみるぜよ。
# by himarayasugi2 | 2010-11-08 08:24 | エンターテインメント | Comments(0)